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03月11日-02号

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  1. 津市議会 1992-03-11
    03月11日-02号


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    最終取得日: 2021-07-25
    平成 4年  3月 定例会(第1回)        平成4年第1回津市議会定例会会議録(第2号)        平成4年3月11日(水曜日)午前10時開議        -----------------------               議事日程(第2号)第1 上程議案に対する質疑並びに市政一般質問 議案第5号 津市職員の育児休業等に関する条例の制定について 議案第6号 津市国営土地改良事業負担金の徴収に関する条例の制定について 議案第7号 津市行政組織条例の一部の改正について 議案第8号 津市職員定数条例の一部の改正について 議案第9号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正について 議案第10号 津市奨学金貸付けに関する条例の一部の改正について 議案第11号 津リージョンプラザの設置及び管理に関する条例の一部の改正について 議案第12号 津市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部の改正について 議案第13号 津都市計画事業津駅前第二土地区画整理事業施行条例の一部の改正について 議案第14号 津市都市公園条例の一部の改正について 議案第15号 津市と畜場の設置及び管理に関する条例の一部の改正について 議案第16号 津市国民健康保険条例の一部の改正について 議案第17号 津市火災予防条例の一部の改正について 議案第18号 財産の取得について 議案第19号 財産の取得について 議案第20号 財産の処分について 議案第21号 事務の受託に関する協議について 議案第22号 事務の受託に関する協議について 議案第23号 事務の受託に関する協議について 議案第24号 事務の受託に関する協議について 議案第25号 事務の受託に関する協議について 議案第26号 事務の受託に関する協議について 議案第27号 町の区域の変更について 議案第28号 土地改良事業計画及び賦課基準等の承認について 議案第29号 市道路線の廃止について 議案第30号 市道路線の認定について 議案第31号 平成3年度津市一般会計補正予算(第6号) 議案第32号 平成3年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第5号) 議案第33号 平成3年度津市と畜場事業特別会計補正予算(第2号) 議案第34号 平成3年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 議案第35号 平成3年度津市下水道事業特別会計補正予算(第4号) 議案第36号 平成3年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第37号 平成3年度津市福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第38号 平成3年度津市奨学金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第39号 平成3年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 議案第40号 平成3年度津市老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号) 議案第41号 平成3年度津市駐車場事業会計補正予算(第1号) 議案第42号 平成3年度津市水道事業会計補正予算(第5号) 議案第43号 平成4年度津市一般会計予算 議案第44号 平成4年度津市モーターボート競走事業特別会計予算 議案第45号 平成4年度津市と畜場事業特別会計予算 議案第46号 平成4年度津市国民健康保険事業特別会計予算 議案第47号 平成4年度津市下水道事業特別会計予算 議案第48号 平成4年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 議案第49号 平成4年度津市福祉資金貸付事業特別会計予算 議案第50号 平成4年度津市奨学金貸付事業特別会計予算 議案第51号 平成4年度津市土地区画整理事業特別会計予算 議案第52号 平成4年度津市老人保健医療事業特別会計予算 議案第53号 平成4年度津市中勢道路土地取得事業特別会計予算 議案第54号 平成4年度津市駐車場事業会計予算 議案第55号 平成4年度津市水道事業会計予算               発言順位発言の内容順位発言者上程議案に対する質疑市政一般に対する質問1森 錦一◯◯2梅崎保昭◯◯3佐藤岑夫◯◯4安藤之則◯◯5川合 務 ◯6篠田耕一◯◯7小倉昌行 ◯8竹沢陽一 ◯9山岡祥郎◯◯10岡野恵美◯◯11駒田拓一◯◯12大西禧夫◯◯        -----------------------            会議に出欠席の議員出席議員     1番 竹田 治君       2番 若林泰弘君     3番 佐藤岑夫君       4番 竹沢陽一君     5番 阿部健一君       6番 梅崎保昭君     7番 中村 治君       8番 大西禧夫君     9番 篠田耕一君      10番 岡野恵美君    11番 駒田拓一君      12番 小林賢司君    13番 田村宗博君      14番 小倉昌行君    15番 中川隆幸君      16番 西川 実君    17番 佐藤肇子君      18番 岡本文男君    19番 川瀬利夫君      20番 日野 昭君    21番 吉田 修君      22番 岩本 勝君    23番 西浦澄夫君      24番 安藤之則君    25番 北野 薫君      26番 伊藤 昭君    27番 山岡祥郎君      28番 小林 弘君    29番 井ノ口昭太郎君    30番 山舗公義君    31番 稲守久生君      32番 森 錦一君    33番 田中 巧君      34番 小田新一郎君    35番 川合 務君      36番 岡部栄樹君欠席議員      なし             会議に出席した説明員   市長                      岡村初博君   助役                      小林 勝君   収入役                     宮本芳一君   市長公室       市長公室長        藤波津三君              調整監兼企画調整課長   野田武義君   総務部        総務部長         森 貞夫君              総務課長         坂口賢次君   財務部        財務部長         米本俊雄君              財政課長         西口清二君   市民環境部      市民環境部長       山脇 實君              環境管理課長       伊藤和佳君   福祉保健部      福祉保健部長       大河内徳松君              福祉調整監                           岡部高樹君              兼福祉管理課長   同和対策室      同和対策室長       池田幹生君   産業労働部      産業労働部長       出口 脩君              商工課長         小柴淳治君   競艇事業部      競艇事業部長       須山芳彦君              競艇事業部次長                           村田佳美君              兼管理課長   建設部        建設部長         小河俊昭君              建設部次長兼監理課長   平松利幸君   下水道部       下水道部長        福森 操君              下水道部次長                           錦 金則君              兼排水課長   都市整備部      都市整備部長       家城隆一君              都市整備課長       水谷 勝君   検査室        検査室長         濱口文吉君   消防本部       消防長          奥田 久君              消防本部参事防災調整                           森下喜市君              担当兼消防本部次長   三重短期大学     短期大学学長       丹羽友三郎君              短期大学事務局長     大野義雄君   水道局        水道事業管理者      加藤光雄君              水道局次長        河合安雄君   教育委員会      委員長          米倉 豊君              教育長          田岡草生君              教育次長         立岡孝夫君              教育調整監兼管理課長   伊東武年君   監査委員                    鈴木 有君              事務局長         高橋 勝君           職務のため出席した事務局職員   事務局長  松下憲夫君      参事    中山邦彦君   議事課長  大西一治君      調査課長  豊田精一郎君   議事課主事 工藤伸久君        ----------------------- ○議長(井ノ口昭太郎君) 休会前に引き続きただいまより本日の会議を開きます。 直ちに日程に入ります。 去る4日の本会議におきまして上程いたしました各案の質疑と市政一般に対する質問を通告順により行います。32番森錦一君。              〔32番 森 錦一君 登壇〕 ◆32番(森錦一君) 皆さんおはようございます。トップバッターになりました。時間の関係もございますので、なるべく簡易に質問をさせていただきますが、当局におかれましても明快な御答弁をお願いを申し上げます。 市民クラブを代表し、施政方針と議案第43号平成4年度津市一般会計予算案への質問を絡ませ、感想をまじえながら数点にわたり質問を申し上げます。 施政方針につきましては、昨年の方針に比べかなり具体的であり共感を呼ぶもので、僣越ではありますが、この際及第点をまずつけさせていただきたいと思います。もちろん、中南勢地域の拠点都市としての役割を果たしていかねばならぬ以上、その責務は重大で、それに伴う多くのプロジェクト計画が並列されているところであり、ややもすれば、一体何から手をつけていこうとしているのか、ペーパープランだけで終わってしまうのではないかという疑念を持つ部分がないとは言えませんが、平成4年度を改めて事実上のすべての事業のスタートの年とするならば、やむを得ぬ表明であると理解をいたしたわけであります。 つまりこの考えは、政府がこのほど閣議で決めた東京一極集中の是正と地域活性化を目的とした地方拠点都市地域整備産業業務施設再配備促進法案が今国会を通ると予想され、新年度こそ、津市を含めた拠点地方都市の輝かしいスタートの年となるに違いないというバックグラウンドがあるからであります。 同法案は、地方の定住拠点地域を整備育成するため、三大都市圏以外の地方主要都市を地方拠点都市地域に指定し、同地域を対象に、道路や住宅、通信設備などを重点整備しようとするものであります。もちろん各県ごとに一、二ヵ所の指定でありますから、この指定を受けなければなりませんが、このほど発刊されましたPHPで掲載された矢野新一氏の相撲番付による全国49都市の最新実力番付によりますと、津市は、何と住みやすい都市として宇都宮市に次ぐ前頭3枚目にランクされており、過般の田川知事発言との大きな隔たりを奇異にさえ感じると同時に、特定は間違いないと確信をいたすものであります。 そこで、このような前段を踏まえながら、まず新年度予算議案とあわせた質問になりますが、何とか絡み合わせながら質問に入らせていただきたいと思います。 まず、新年度予算は、施政方針で見ますと、いわゆるバブル経済の崩壊とともに、景気にも陰りが見え始め、国、地方を問わず厳しい財政状況が予想され云々とありますが、本市にとっては、財政基盤が強靱なため、率直に言って愁眉を集めるほど切迫したものが感じられないのは、まことに喜ばしい限りであります。しかし、市民にとっていずれの事業も関心が深く、しかも期待の強い事業計画が山積をいたしているわけで、限られた予算の中で予算配分が総花的に陥ってしまうきらいが出ているという点は否めず、やはり柱となる予算の骨格が希薄に思えるのは残念であります。 そこで、県都として都市的魅力を熟成するため、新年度をスタートの年とした場合、山積している各事業を推進していくための今後数年間の礎としたい重点予算はどれになるのか。そして今後数年にわたり計上されるであろう膨大な予算計画と財政見通しを、本市における公債費率の推移見通しとあわせ、今後の財政計画としてお示しをいただきたいと思います。 さらに、県都として潤いのある住みよい都市づくりなど3つの柱の推進に当たり、今回、部局機構の再編が明らかにされておりますが、今年度は助役の改選期でもあり、この際、部局担当と国県など担当の2助役制をしかれてはいかがかと思うのでありますが、市長の見解をお示しいただきたく存じます。 また、年1回、東京、大阪において恒例の産業懇談会が開催されておりますが、今後とも両経済界の御援助、御提案はますます必要になってくるわけで、引き続き開催いただきたいと思っておりますが、当懇談会に中央官庁、つまり自治省、建設省などのお役人や、地元選出国会議員の御参加をいただけるようお願いできないものか。また、当市からの職員参加についても、できる限り各セクションから多数参加できるようお考えいただけば、一層同産懇が実のあるものになると思うのですが、あわせてお考えをお聞きしておきたいと思います。 なお、議会からも、正副議長だけではなく、関係常任正副委員長ぐらいは参加できるよう、議長にもお願いをいたしたいと思っております。 次に、先般全協で御説明をいただきました津にえざき・なぎさまちプラン事業化計画案につきお尋ねをいたします。同計画案が再度にわたって示されたとおり、このプロジェクトの推進には極めて大きな勇気が必要であり、それだけにリスクも大きい事業と思います。それだけに、慎重を期するため見直し案が提出されたわけでありますが、今回の見直し案についても、まだ安心と言うにはほど遠い計画だと思います。しかし、津市の現状に活力を与えていくプロジェクトの1つとしては、極めて有意義な計画でありますから、何としても実現を図っていただきたく思うのでありますが、この計画のベースは、何といっても県が改定する港湾計画への位置づけであります。その見通しと意見についてお伺いをしておきたいと思います。 また、同事業内容のうち、公共を除く民間事業について、他都市における民間離れという現状を聞くにつけ、今日的経済背景の中、心配をするわけですが、そのあたりは大丈夫なのか、当局の認識を聞いておきたいと思います。 また、去る7日設立されました伊勢湾海上交通開発研究協議会についてでありますが、少なくとも平成5年度、つまりさ来年度でありますが、不定期ながら航路を開設するようにしたいと新聞報道にありましたが、どのような航路計画でいくのか、その実現性について御説明を賜りたいと思います。 また、他都市との間に競合問題はないのかもお尋ねをしておきたいと思います。 次に、過般、安濃川から北部地区の町づくりを話し合おうという趣旨で、仮称津北部地区の新しい町づくりを考える会が発足をしたことは、一部新聞報道もあり御存じのとおりであります。この会は、津駅前の北ビル構想や、これから実施されようとしている津駅北部地区区画整理事業計画にあわせ提案されたものと理解をいたしておりますが、今までの一地区、一商店街という小さな枠を乗り越えて、安濃川以北一帯という極めて広範囲な中での町づくりを考えていこうという会の趣旨には、賛同いたしているところであります。 その節、この町づくりに当たり検討すべき事業として、近鉄・JR線の高架化の促進など、いずれも当市の町づくりにとっては懸案の11項目が挙げられておりました。ほとんどの事項が、当議会で私も含め幾人もの議員各位から御提言のあったものでありますが、これらの事項につきましては、逐次時間をかけて要望を続けていきたいと思っております。しかし、これら諸事項のうち、今議会でどうしても提言、質疑をいたしたい事項は、現在市内他地区においても重要課題となっている問題でありますので、当地区の問題点を中心に、他地区での問題も含めて質問をさせていただきたいと思います。 まず、鉄道の高架化問題でありますが、この問題につきましては、我が会派から今までにもいろいろと御提言を申し上げ、その必要性の大きさについては十分御理解を賜っているところでありますが、この計画には、今後クリアしていかなければならない諸々の問題も数多く残していることも事実であります。しかし、今回の駅北部の開発計画につきましては、この高架問題がいや応なく関連をいたしてくるわけであります。つまり、北郊地区の道路整備、河川改修では、これをやるかやらないかで計画が大きく変わってくるわけでありますので、この際どうしても当局の御決断をお願いしたいと思うのでありますが、市内鉄道高架問題として当局のお考えを改めてお尋ねをしておきたいと思います。 次に、津駅周辺の駐車場問題であります。北ビル構想の中には、約500台収容の市営駐車場計画が立案されておりますが、当考える会から昭和63年当時要望のありました駅前ロータリー地下駐車場の建設が、再度提起されておるのであります。駐車場問題は、このほど津市駐車場事業が特別会計から地方公営企業会計へ転換されたいきさつからもおわかりのように、地方都市における駐車場整備は、強い国の働きかけもあり、特に建設省をして新年度を駐車場整備計画元年と言わしめているほど、国を挙げての重要事業となっているわけでありますから、今再び提起された地下駐車場建設への要望は、時代に合ったものであると認識をするわけであります。お城東駐車場の高層化も、丸之内地区更新計画の中で検討されているようであり、他の公営駐車場整備とあわせ、今後の駐車場に対するお考えを承りたいと思います。 次に、これも田川知事がおっしゃったとおり、三重県は下水道整備がおくれており、全国でもびりから2番目と言われております。その県都であります津市も、残念ながら全国県庁所在地の中では、普及率がしりから5番目ということで、下水道事業の進行を前々からお願いをいたしているところであります。津市では毎年同事業に約20億投入され、汚名挽回に積極的な姿勢をとっておられることは十分承知をいたしておりますが、基盤整備は特に北郊地区においては一番重要な問題だと言われております。志登茂川処理区計画の早期実現は、志登茂川改修促進とともに、一身田を中心とした北郊地区住民の最たる願いの1つでもありますので、志登茂川処理区の見通しと改修計画の現状をお答えをいただきたく思います。 また、新文化会館建設に伴い、豊里久居線、浜田長岡線の整備が進み、一身田・上津部田地区は大変脚光を浴びてまいりました。感謝を申し上げる次第であります。そこでお尋ねをいたしますが、豊里久居線の残部工事の見通しと、今後一身田地内と津駅への最有力動線として期待されております浜田長岡線の延長工事、中勢北部サイエンスシティ構想では、どうしても手をつけてもらわねばならない三宅一身田線の着工について、それぞれ担当のお考えをお聞きいたしたく存じます。 この項の最後になりますが、一身田地区の排水計画の基幹の1つとなっております五六川改修事業に、昨年を大きく上回る予算の計上をいただき、この席から、市長を初め当局担当の皆々様の御尽力に深く敬意を表しておきたく存じます。 次に、教育委員会による教育方針につきお尋ねをいたします。冒頭感謝を申し上げたいのですが、津市における教育行政は、第4次にわたる学校整備計画の実践で象徴されますように、本市における福祉事業とともに、他都市の追従を許さぬ成果を上げているということであります。これからもよりよい教育環境の整備に向け、一層の御努力をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。 さて、本論に入りますが、新年度教育方針の中で、21世紀を担って立つ子供たちに教育環境の人間化を積極的に推進するという新しい表現がありますが、具体的にどういうことなのかお伺いをいたします。 次に、新年度2学期から実施されようとしております学校週5日制につきお尋ねをいたします。既に実施が決まっている以上、実施後の対応については、各学校ごとにいろいろお考えがおありのことと思いますが、各校の平均的な対応計画と、実施まで、つまり1学期をその準備期間としてどのような対応を考えておられるのか、お尋ねをいたします。 最後に、国際化時代の教育の一環として、英語教育の充実がうたわれておりますが、現在までの同教育の経過と成果、問題点があればお示しをいただきたく思います。 以上をもちまして壇上からの質問を終わります。当局におかれましては、明快な御答弁を賜りますようお願いを申し上げます。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。              〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 本年度の施政方針等につきまして、温かい御理解をいただいて激励を賜りまして、大変恐縮に存じております。平成3年度8月以来、大変不祥事等で市民の皆さん方に御迷惑をおかけし、御心配をおかけしてまいったのでございますけれども、それに対する反省の上に立った諸施策等につきまして、改善すべきものは早急に改善をいたしまして、そして4月1日には、人事配置も含めまして、新しい意欲のもとに取り組んでいかなければならない、このように感じて、本定例会に施政方針なりその他の意見を提出をさしていただいたわけでございますので、その点ひとつ御理解あるいはまた今後とも御鞭撻を賜れば大変幸いだ、かように存じておるのでございます。 そこで、御質問いただきました議案第43号にかかわりまして、本年度の重点予算はどういうところにあるのか、あるいはそれに対する財政計画はどのような形で進めていくのか、こういう御質問であったろうと思うわけでございます。平成4年度は、第3次総合計画の後期計画2年目に当たりまして、当基本計画に基づく生活関連事業を中心に、都市基盤整備や義務教育施設の整備、環境保全、高齢化対策等、今日的な課題への対応と、それと同時に、基幹プロジェクトなど総合的な施策推進に努めようとするものでございます。 今後の本市の中長期的な財政見通しでございますが、先ほど申し上げました総合計画を中心とした総合的な施策が展開されていくわけでありまして、今後の諸施策等を考えますと、バブル経済の崩壊による景気の減速等による税収の不透明な見通しもあわせ、財政的には大変厳しいものがあろう、このように考えております。 しかしながら、幸い今日までの財政的な対応によりまして、若干の対応力もできてきておりますし、さらにまた市民税等におきましては、比較的他都市に比べましても伸び率等順調に進んできておりますし、いわゆるボート財源等については若干の売り上げの落ち込みが平成3年度は見られましたので、これらにつきましても、十分慎重に一般会計への繰り入れ等を進めながら対応していく必要がある、このように考えております。したがいまして、厳しい情勢ではあろうと思いますけれども、国の制度等十分導入をしながら対応してまいりたい、かように考えております。 当面の具体的なものといたしましては、道路、排水路等の生活関連整備事業を初めとして、排水機場遠方監視集中システム設置事業長谷山レクリエーションエリアの整備、救急救助体制の整備、三重産業振興センター建設事業に伴う負担金の関係経費、地域福祉推進特別対策事業を初めとしまして、津駅前の開発関係事業など、多くの大型事業が具体化されつつありまして、これらの財源確保につきましても、国県に対する補助を初めとして、地方債に財源を求めながら、あらゆる方策に努めておりますが、今日までのこの基幹プロジェクトの事業化につきましては、それぞれ具体化の段階におきまして財政計画を策定いたしまして、取り組んできたところでございます。 そこで、今後数年間の公債費率等の予想と申しますか、若干申し上げますと、平成2年度決算では、公債費率は13.1%でございますが、また平成3年度決算見込みでは、分母であります標準財政需要は対前年度比6.8%の伸びが見込まれますのと、分子であります公債費は、対前年度比6.9%の伸びが見込まれますことから、公債費比率は13.3%になる見込みでございます。 さらに、4年度以降の見込みでございますけれども、分母の標準財政規模の伸びを仮に4%ずつ伸びると見込み、分子の公債費は、既に借りております地方債の償還額、平成3年度発行予定額の約46億円等、平成4年度28億、その後毎年度25億円を計画的にその償還期間を20年で3年据え置き、借り入れ年利率を6%、元利均等方式で借りると仮定いたしまして、その償還予定額を見込みますとす、平成4年度での公債費率は14.2、平成5年度では14.0、平成6年度では13.5、平成7年度は13.4、平成8年度には13.1、このように推移をいたすと予測されます。 したがいまして、公債費率15%を目安にいたしまして、今後も税収の伸びを見込みながら、効率的な事業の選択と、特定財源の多くを占めます起債につきましても、その適債によりまして、御指摘の中長期を見通した財政計画のもとに、より一層の自主財源の確保にも意を用いながら、財政基盤の確立を図りまして、経済の動向に即した弾力的な健全運営に努めてまいりたい、こう考えております。 もちろん、起債は申し込めば貸してもらえるというものではないわけでございまして、事業がそれぞれ県なりあるいは国なり、さらにまた大蔵なりのやはり承認によって起債が認められる、こういうことでございますから、私どももそれなりの計画を立案した中での起債の許可ということに相なるわけでございますので、十分、大型プロジェクトでありましても、そういう点もあわせ厳密な計画のもとに進めてまいりたい、こう存じておりますので、御了承をいただきたいと思います。 次に、市政一般の中で、助役2人制につきまして御所見を拝聴さしていただきました。県下におきましては、現在のところ3市が2人制を採用しているのでございます。津市におきましても、2人助役制の問題につきましては、周期的にいろいろとそういう論議もなされるわけでございます。今後、行政展開が図られる中で、必要性等十分認識をいたしました段階に参りますならば、それら等の執行のために、やはりそういう必要性も出てまいろうか、かようにも存じておりますので、十分研究課題として対処していきたい、こう存じております。 しかし、当面考え方としては、やはり組織の単一化といいますか、ラインといいますか、これを明確にしておくのも、組織として大変重要な側面がございます。ただ、今回部長権限等につきましても、かなり権限の分散を図るような形での組織の改正をお願いをいたしておりますので、それら等の執行の状況等十分検討し、そして推移を見ながら今後対処してまいりたい、かように考えておりますので、御了承をいただきたいと思います。 次に、第2点として、産業懇談会の充実ということでございますが、もともとが企業誘致のために、経済人を中心として、大阪、東京等で活躍しておみえになります地元御出身の経済人の方々に、いろいろと企業誘致にかかわる御協力をちょうだいしたい、こういうことから発足したわけでございますが、幸い片田の工業団地につきましては、順調に企業誘致をすることができたわけでございますが、しかし、せっかくそういう形でつながりができてまいりましたので、またそういう懇談会を開催してからかなりの年月もたってまいってきておりますので、そのあり方等についても検討していく時期に参ってきておりまして、本年度におきましては、御指摘がありましたように、地元から御出身の官庁等で御活躍の皆さん方等にも呼びかけまして、御出席をお願いするというふうな形での対応もさしていただきました。御提言いただきましたような問題につきましても、今後十分ひとつ参考にさしていただきまして、より効率が上がるような形に進めてまいりたい、かように考えておりますので、御了承をいただきたいと存じます。 次に、にえざき・なぎさまちプランについてでございますが、かねがね申し上げておりますように、ただいま、このプランにつきまして港湾計画の改定を必要といたしますので、鋭意その港湾計画に対応し得るための諸準備を進めておる、こういうことでございます。御案内のとおり、公共事業としての港湾整備費、海岸環境整備等は、港湾計画に位置づけられまして初めて国県の補助事業として認められる、こういうことでございますので、その努力をしておる、こういう段階でございます。 過日お示しいたしました概案等につきましても、御意見等さらに手直しできる点がありますならば手直しをいたしまして、三重県の担当課等と再三協議、調整を重ねてまいってきておりますが、さらにそれに肉づけをしながら、国県等の採択に耐え得るようにしていかなきゃならん、こういう段階でございますので、今後とも十分そういう点で意を用いながら進めてまいりたい、こう存じております。 したがいまして、平成4年度当初予算におきまして、これに関連する調査費を計上さしていただいておりまして、これら所要の作業を進めることによりまして、港湾計画改定へ向けての条件を整えてまいりたい、かように考えておりますので、御了承いただきたいと思います。 また、第2点として、民間の当事業への参加は大丈夫か、こういう御質問でございます。御案内のとおり、コンペ当選企業としまして、現在4社が引き続きまして当プラン事業化に向けて取り組んでおります。さらに、昨年10月31日に、このコンペ当選企業を初めといたしまして、新たな有力企業8社も加わりまして、12社によりまして、当プランの事業化に向けて、民間独自で調査研究を行う研究会が設立されまして、今日まで熱心に活動が続けられておる、こういう現況でございます。 このような活動の中で、民間企業としては、当プランの開発可能性を積極的に評価しておりまして、引き続き事業化の段階へも参画が十分期待できる、このように考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 次に、伊勢湾海上交通開発研究協議会、仮称でございますけれども--仮称でございません、もうスタートいたしましたので、先日までは仮称のつもりでおりましたけれども……。中部新国際空港建設計画など、将来に向かって伊勢湾内をめぐる情勢の進展を背景といたしまして、当面、不定期航路であっても、海上交通の具体的な事業化が図れるよう、海上運送事業者を中心に、旅行代理業者、損保業者など、津市を含む10の企業、団体が参加して、去る3月7日に発足したものでございます。当協議会では、津にえざき・なぎさまちプランにおける中部新国際空港への海上アクセスの形成を念頭に置きながら、常滑や伊良湖などの伊勢湾対岸の各港、あるいは湾内のクルージングなど航路の開設についても所要の検討を行う、こういうものでございます。この成果を踏まえますならば、平成5年度からでも具体的な船舶の運航による実績を積み上げまして、関係方面に海上アクセスの拠点形成をアピールしていきたい、このように考えておるわけでございます。 したがいまして、御質問いただきました航路計画等は、今後まさに同協議会で関係者によりまして検討を行おう、こういうものでございまして、その後の推移によりまして、周辺都市の皆さん方にも御協力をお願いを申し上げて対応してまいりたい、かように考えております。 次に、橋北から以北、安濃川以北という表現でございますけれども、過日新聞等によりまして、町づくりを考える会が発足されるようでございまして、大変地域の皆さん方の御熱意に敬意を表するものでございます。その中で、既にもう論議もちょいちょいちょうだいをいたしておりますけれども、JRあるいは近鉄高架化の問題がお取り上げをいただいておるわけでございまして、12月議会におきましても、私の考え方等についても一部申し上げた経過があるわけでございます。したがいまして、高架化につきましてどのように進めていくか、検討をいたしておるのでございますが、何分にも高架化ということになりますと、長い年月と膨大な投資を必要といたします。 しかしながら、駅北地域の区画整理あるいはまた文化会館等が稼働いたしてまいりますと、江戸橋から北部にかけて、一身田にかけましての地域の変化が出てまいるわけでございまして、それら等考えますと、長期的な課題であったといたしましても、都市改造におきまして、それを視野に入れた中での都市改造の計画を進める必要があろうと思いますし、したがいまして、それら等十分視野に入れながら、この問題についても対処してまいりたいと考えております。 そこで、私が、津駅から北部につきましての近鉄の高架は比較的やりやすいのではないか、こんなふうな発言もさしていただいた経緯もございますが、これらにつきましては、さらに都市改造等の計画の中でそういうことを繰り入れできないかということも考えてまいりますし、さらに近鉄等に対する見解等も伺い、さらにまた県国等に対しましても、これらの問題について強くひとつ協議を進めてまいりたい、こう存じております。 ただ、大変高架化につきましては厳しい条件もある、こういうことでございまして、希望したら、ああそうかということで対応していただけるようなものではないわけでございまして、それなりの説得し得るあるいは投資をするに足りる計画というものもなければ採択はいただけない、こう思っておりますし、したがいまして、それら等十分研究しながら詰めてまいりたい、こう思っております。 次に、第2点で津駅前地下駐車場の建設についての御提言をいただきました。この問題は、かねがね、北ビル等の建設は建設として、やはり津駅の道路から南側地域のためには、どうしても地下等にも必要である、こういう御意見もちょうだいをいたしております。昨今の地価高騰の状況等を考えますと、建築するのには多額の必要がかかりますけれども、地価が公共でゼロであるならばペイし得るのではないかな、こんなふうなことも感ずるわけでございまして、ただあの地下にいろいろと埋設物等の話もかねがね聞いておるわけでございますが、それらをどのようにクリアしていけるか、その他等も含めまして、やはり可能性等十分探る必要がある、こう考えております。したがいまして、なるべく早くこれらの諸問題等について検討をいたしまして、これに対する結論をなるべく早く出したい、こう思っておりますので、調査費等なるべく早くつけて検討していきたい、こう考えております。 以上で私からの壇上からの御答弁を終わりまして、残余は担当からお答えをさしていただきます。             〔下水道部長 福森 操君 登壇〕 ◎下水道部長(福森操君) 2点ほど御質問いただきましたので、お答えさしていただきます。 まず第1点につきましては、中勢沿岸流域下水道志登茂川処理区の事業について御質問いただきましたので、お答えいたします。 当処理区につきましては、たびたび御質問をいただいているところでございますが、御案内のとおり、当事業は流域下水道事業でありますことから、県及び関係市町村との一体的な事業の取り組みが必要でありまして、現在担当者レベルでの事務的な打ち合わせを行っているところでございます。9月の議会で申し上げましたように、処理場の位置、問題等につきましては、既に津市としての意思表示を県にいたしておりまして、本年度中に位置の確定をしたいと希望しておりますが、まだ少し特定するまでに至っていないのが現状でございます。したがいまして、住民の方々のコンセンサスを得られるような全体的な盛り上がりの中で事業を進めるため、平成4年度の早い時期には推進協議会を発足させ、県と関係市町が一体となって、精力的に進めてまいりたいと考えております。 また、三重県におきましては、西暦2000年には下水道普及率を30%に引き上げるべく目標を掲げておりますことから、本市といたしましても、現在進めております第1次公共下水道整備5ヵ年計画の目標達成に最大の努力する所存でございますので、どうか御理解を賜りたいと思います。 次に、第2点目といたしましてお答えさしていただきます。志登茂川の改修の現状という御質問でございますが、本河川の河川改修事業につきましては、たびたび御提言なりあるいは御要望を賜り恐縮いたしているわけでございます。当河川の改修につきましては、県当局といたしましても、御案内のとおり、昭和51年度より数々の事業採択を受けまして、鋭意その改修促進に努力をいたしていただいているわけでございます。 本年度といたしましては、栗真地区を中心に、護岸工、それから旧堤の取り除き、志登茂橋、町屋橋のかけかえ等の工事を実施していただいております。当事業といたしましては、将来的には近鉄線の横断部分及び国道新江戸橋高架部の改修等において、関係機関との協議には相当長期間が予想されるなど、多くの難題もございます。新年度といたしましては、下流部の河道改修における最大の問題であります用地買収に地元関係者の御協力を得ながら、早期に解決を図るとともに、平成5年度には、改修工事に着手できるよう最大の努力をしていきたいと聞き及んでおります。市といたしましても、工事の地元説明及び用地買収に係ります協議等、その事業促進にできる限りの協力に努めますとともに、機会あるごとに、早期事業完了に向けまして、国県に要望してまいりたいと思いますので、格段の御理解を賜りたいと存じます。 以上です。             〔建設部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎建設部長(小河俊昭君) 道路の見通しにつきまして、3路線の御質問をいただいておりますので、お答えさせていただきます。 都市計画道路浜田長岡線の延長を、との御質問でありますが、御指摘のとおり、一身田を含む北よりの整備がおくれていることは理解しておりますが、現在実施しております街路整備も相当な事業量となっており、現時点では事業化することは困難であると考えております。また、当地域にかかわりましては、御指摘のとおり、新県立文化会館の建設等により、周辺の土地利用も相当変化していくことは必至であり、これらに対応する路線といたしましては、現在建設省の直轄事業によります中勢道路及び県事業によります豊里久居線、一身田豊野久居線等の事業進捗に努力することであると考えております。 次に、豊里久居線の整備につきましては、現在県において鋭意努力していただいているところであり、御質問の見通しにつきましては、県道一身田豊野久居線より中勢道路予定線までの間につきまして、新県立文化会館の平成6年秋のオープンまでに整備を図り、さらに県道草生窪田線までの間につきましては、でき得る限り早期に供用できるよう努力していくとのことであります。 また、県道三宅一身田停車場線につきましては、現在の県道の状況から考えましても、沿道の土地利用状況から拡幅は困難でありますことから、現在実施していただいております県営圃場整備にあわせたルートを県道バイパスとすることが必要と考えております。いずれにいたしましても県事業となりますことから、今後県当局と協議し、早期に事業化ができるよう努力していきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。              〔教育長 田岡草生君 登壇〕 ◎教育長(田岡草生君) 3点ほど御質問いただいておりますので、順を追ってお答え申し上げます。 まず、教育環境の人間化ということですが、私が今さら申すまでもなく、教育における環境の果たす力というものは非常に大きゅうございまして、もう教育原理の冒頭においてこれが述べられており、今までも、また今後ともそれが展開していくであろうことは、想像にかたくありません。たまたま臨時教育審議会の答申の中に、人間化というところへスポットを当てまして、いわゆる環境、これは物的環境、人的環境、心的環境、あらゆるすべてのものを総称してここでは環境と言っておりますが、そういった1つの立場から述べられていることと、津市において現在学校建築も進み、非常に環境がよくなってきている。その環境をただ単にあるということだけではなくて、それを積極的に活用するという気持ちも込めまして、環境教育の人間化ということを述べさしていただいたわけであります。言いかえますと、環境条件を見直し改善していくことと、取り巻く環境を教育的に見直していくことが必要である。そういった観点において述べさしていただきました。 その内容としては、自然環境の中で心身を鍛えることができる教育の仕組みの導入、子供の豊かな心を育て、たくましい体をつくり上げるための教育条件の整備、教師が子供の心や体を理解する能力を高める、そういったことを含めまして教育環境の人間化という言葉で総括さしていただきました。 次、学校週5日制の問題でございますが、現在における各校の平均的な取り組みは、こういうことでございますが、実は2月にPTAの役員さん方及び子連の役員さん方及び組合の執行部の役員さん方、校長会の役員さん方、引き続いてPTAの会長さん会議をPTAが主催で開いていただきましたところに、こちらがお邪魔してお話し合ったこと、及び校・園長会議を招集して、2月に学校5日制について話し合いをいたしました。 そういった過程の中で、この3月中に、各学校は、まず校内の教職員全体で学校5日制について話し合っていただきたい。そして2点目に、一度PTAや地域の代表の方々と話し合いを持っていただきたい。こういうことを要請いたしました。このことは、学校5日制の持つ目的意識というものをどのように御理解をしていただくのかというまず最初の第一歩と考えたわけでございます。御存じのように、学校5日制、明治5年の学制発布以来120年にしての大変な大改革でございます。それだけに、じりじりとやはりそういう意識の浸透を図っていかなきゃなりません。そういった意味でお願いしたわけでございます。 ただ、そこで話し合うにつきまして方法論といたしまして、学校としては、運動場、体育館、図書館等を開放していく。あるいは市の施設の活用に向けて努力していく。市教委の内部におきましても、もうじき3回目を持ちますが、各校の持つ管理する内容についてどのようにそういったものにこたえることができるか、具体的なものを1回出し、さらにもう一度詰めていく予定でございます。 さらに、これは次点の1学期をどのようにということとも絡んでまいりますが、4月以降、児童公園等の関係者の方々も含めて、協力者会議を市では持ってまいります。さらに、各学校ごとに協力者会議を持ってもらいます。といいますのは、学校の置かれている地域性というものは、例えば高野尾のような自然に恵まれているところと、中央部のように非常に都市化されているところとの地域性が違ってまいります。ただし、文化的な面で、むしろ中央部の場合、ここの図書館なんか活用しやすい。そういったいろいろな地域性に応じた対応の仕方というものが出てくるのでございます。そういった意味で、この1学期はもう一度やはり地域の内部を振り返って、どのようにやっていくのだということを詳細に考えていく。 もう一つは、2学期から開始されますのは、月1回の土曜日の午前中でございます。それを実は昨年の11月末から12月いっぱいにかけまして、津市の幼、小、中、各1校ずつ、代表的な学校を選びまして、昨年の1月から昨年の12月までの教育課程の時間数並びに行事等、詳細なデータを調査いたしました。その結果として、月1日の場合には、授業を他へ対応する必要がない。ただ中学3年だけはちょっとひっかかるところがございます。こういうことは校長会で全部申し上げてありますが……。だから月1日の場合には、そういったことの授業を積み上げる必要がなく実施できるという実態が出ておりますので、そういったことを踏まえまして、各学校ごとに方法を考えていただく。これが1学期の対応でございます。 ただ、なぜ3月からやりましたかといいますと、PTAの会長さん方の代表者の会議の中で、PTAの役員さんがもう相当数会長さんがかわる。そうすると、5月末か6月の初めぐらいじゃないと実際には動かない。今の会長の間に一度そういったことを意識の啓蒙をしとく方が、1学期につなぐことができるんじゃないのか。そういった意味で、3月に1回を実施しておくという意味で、その内容を実行していただいております。 なお、同時に、1校のモデル校ができますので、そういうふうに各学校及び地域がその意識化ができたところで、そのモデル校の実態を常に詳細に流して、そこからいろいろな教訓を得て、それで教訓を得やすいような学校の意識化、各学校ごとの意識化を図るための方策でもございます。1学期はそのようにしながら、2学期の開始に向けて進めてまいりたいと思います。 次、英語教育の成果と問題点ということでございますが、森先生に釈迦に説法で大変恐縮でございますが、御存じのように、かつての日本の英語教育は、外国の文化を吸収する、それがために読んで、それを翻訳して理解していく、そういうことが中心の英語教育でございます。ですから、読み書きが中心になりました。しかし、今国際化が非常に進んでまいりまして、日本の考え方を外国に理解していただくとか、あるいは国際社会において連携を図るとか、そうなってまいりますと、話す聞く力というものは、非常に重要な問題となってきております。そういった意味で、英語指導助手というものがこの英語教育の中に導入され、津市におきましても、63年度から1名、さらに平成3年度からは2名に増員して、英語科の授業の充実を図ってまいりました。各中学校の取り組みを見ておりますと、英語教育への取り組みというものが非常に充実した方向で、学校教師とのチームワークも非常に安定してまいりまして、大変な大きな成果を上げております。時には放課後すらも、子供が英語指導助手を囲んで、英語によるスピーキング、ヒアリングの状況が図られている。好ましい情景もたくさん見られるようでございます。 ただ、このように英語に対する学習意欲は、子供たちにとっても大変向上してきておりまして、英語を学ぶこと自体が、積極的な姿を示すようになってまいっております。ただ、英語指導助手自身の問題といたしましては、当初日本語がわからないとか、生活環境が違うとか、いろいろ苦労したようでもございますけれども、教育委員会の職員や学校の教員、そういった者のバックアップのもとにいい体制ができてまいりまして、生活上の問題もほとんど解消しております。そういったことで、この2名とも今回は、今までのところ、1年で帰って交代という形でございましたが、もう1年残りたいと、非常に意欲的な姿を見せていただいております。大変ありがたいことだと思います。 簡単ですが、以上でお答えにかえさしていただきます。 ◆32番(森錦一君) 一通りの御答弁をいただきました。補足してお尋ねしたいことがございますので、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、新年度一般会計の中で御質問をさせていただきました。私が特に本年度の予算編成の中で心配をいたしましたのは、壇上でも申し上げたとおり、今後大きなプロジェクト、大型事業というのが津市の場合控えておりますので、そういう点で、今後の予算執行に当たって、財政見通しは大丈夫なのだろうかというところにポイントを当てたわけであります。特にこれから大きな事業をやっていくためには、いろいろと国からの借り入れ、いわゆる地方債の増額といいますか、そういうものも逐次ふやしていかなければならないのではないかというふうに考えております。 今、市長さんの御答弁の中でございましたけれども、都市基盤整備とかあるいは義務教育費の教育施設あるいは環境保全、高齢化対策などのいわゆる今日的課題をとらえた生活関連に対する予算編成をやった。これは当然でありますし、この辺についても非常に積極的に予算編成を行っておられますので、その辺については十分満足をいたしておるわけですが、冒頭にも申し上げましたように、一番心配しているのは、基幹プロジェクトあるいは大型事業をこれからやっていくためのいわゆる財源、あるいはその財源を確保するために公債費率が高まってくるのではないかということであったわけです。 今、市長さんからお話がございましたように、いわゆる平成7年から8年にかけての財政計画見通しの中では、公債費率が急に悪くなってくるということはないんで、心配は要らないだろうというような御答弁でした。今話の中に出てきておりましたのが、分子である公債費がふえても、分母である標準財政規模もふえてくるから、だからその辺は心配ないんだということだったと思うんですけれども、平成4年以降大体4%ずつ伸びるという前提の中でのお話だったと思うんでありますけれども、いわゆるその標準財政規模というものが、やはりその辺のところ、予定どおり伸びていくかどうか、その辺を心配しているわけでありますけれども、その辺を重ねてお尋ねしたいんですが、大丈夫でしょうかということですね。 それから、これも市長さんの御答弁の中にもありましたけども、起債についても申し込んだものが全部認められるということではないんだ、やっぱり十分な審査があってその上で認められてくるんだということでありますから、いわゆる公債費あるいは標準財政規模につきましても、まだまだ未知数のものが多いわけでありますから、その辺について改めて市長さんの御見解を聞いておきたいと思うんです。 それから2助役制の問題でありますが、確かに四日市、鈴鹿、もう1市はどこでしたか私わかりませんが、3市が2助役制をしいておられるそうでありまして、聞くところによりますと大変成果を上げているということでございますので、今の市長さんの御答弁によりますと、この問題は周期的に出てくる問題なんでという御答弁がございましたが、今まさに周期的にその時期に来ているのではないかと思うわけでありますので、ひとつ十分御研究をいただいて、できればそういうような2助役制を引いていただくように、そして一層市政の効率を上げていただくように、これはひとつ要望としてお願いをしておきたいと思います。 特にこれからの津市政の見通しとして、多くのプロジェクトを抱えているわけでありますから、なおさらその辺の必要性というものがやっぱり出てくるだろうし、ただいま駐車場の問題等でもお話を申し上げたとおり、やはり地方拠点都市としてのやらなければならない問題が、国の指導も強まってくると同じように、ますますその需要というものはふえてくるわけでありますから、ひとつこの2助役制につきましては再度御検討をいただきますように、これはお願いをいたしておきたいと思っております。 それから産業懇談会の要望でございますけれども、実は私も副議長をさせていただいているときに、東京、大阪にお邪魔をいたしました。あのときには、たしか、今も市長さんおっしゃったように、企業誘致という大きな目的があっての懇談会だったと思います。しかし、一応片田の工業団地も満杯になりまして、その辺については、最近の産業懇談会というのは、やっぱり形骸化しているのではないかというような御批判。中には、もうやめてもよいのではないか、こういうような意見もあるように伺っております。 しかし、私は壇上でもお話し申し上げたように、今こそ産業懇談会というものをより充実していく時期ではないかという認識に立っております。これは新聞で知ったんですけども、特に東京なんですけども、今度県人会の会長さんの大森さんが亡くなられて、岡三の社長ですか、加藤さんが今度会長さんになられるようでありますが、新しい加藤流の県人会の運用を図っていきたいというようなこともおっしゃっているようでございますので、これから特に東京、大阪における地元出身の財界人の御協力というものもますます必要になってくるのではないかという認識を持っておりますので、その辺についての充実もお願いしたいし、あるいは壇上でも申し上げたように、行政の中からもいつも同じような人が行っておるんではなくて、広く門戸を開けて、これに参加をしていただくような御努力をお願いをしたいと思っています。 それからこの2助役制と産業懇談会の問題とあわせた要望にもなるわけですが、県内のある市によっては、東京事務所を持っているところもあるようでございまして、津市もそろそろ、国等の強い指導がありますから、東京事務所の開設ということもあわせて考えていかなければならない時期に来ているのではないかなというふうに考えているわけでありますが、その辺について市長はどのようにお考えを持っておられるか。この辺についてもう一度お考えをお示しいただきたいと存じます。 それから津にえざき・なぎさまちプランでありますけれども、この問題につきましても、私どもが一番心配するのは、こういう計画を進めていくのはいいけれども、しかし、採算ベースが合うかどうかということなんですね。聞き取りのときにもその辺についてはいろいろとお尋ねをいたしまして、それなりの御返答をもらっておるわけですが、今市長さんの御答弁にもありましたように、現在民間の会社としては4社プラス8社で12社ですか、が参加をしておられて、非常に熱心に研究もしておられ、十分期待が持てるというようなお話ですので、その辺についてはちょっと安心をいたしましたけれども、御承知のように、鳥羽の小浜開発、これがやっぱり民間離れでパアになりました。それから岡山県のチボリ公園、この計画も民間離れでパアになりました。そういうような現象が最近全国各所で出ているわけです。だから、津市もせっかく市長さん一生懸命になってこの計画を進めていこうと思っておられるけれども、途中で逃げられたんでは話にならんやないかということなんですね。その辺について、一番我々は心配をいたしているわけです。 したがって、なぎさまちプランにつきましては、公共の部分と、それから民間にお世話になっていかなければならない部分と、2つに分けて考えられると思うんですが、仮にこれ民間の12社全部が逃げていく、将来のいろんな経済変動ということも予想されるわけでありますから、その場合に民間が全部逃げていった場合、公共部門だけで果たしてそれやっていけるのかどうか。具体的に申し上げると、埋め立てはやった、そこへ民間がいろいろホテルを建てたり、いろいろなものを建てる計画がございますね。そういうものが民間の部分で全部なくなってしまった、参加しないから。残ったのは埋め立てた土地だけだというようなこともあるわけですね。それはそれなりに意味もあることですからいいんですが、その処置に困るというようなことができてこないんだろうか。だから、その埋め立てた後の、何年になるかわかりませんけれども、その時点での埋め立てた土地の地価ですね、時価。大体それどのぐらいになるんだろうというようなこともちょっとお聞きしたわけでありますけれども、そういう点については十分万全を期して計画を進めていっていただきたいと思うのですが、いかがなものでございましょうか。 それからこれは既に計画案ができて既に進行中でありますから、今さら水を差すようなことは余り言いたくないわけですが、実はこの間私ども会派で視察に行ってまいりました。大分県の杵築市ですか、そこに住吉浜リバーサイドパークというのがあるわけです。これは面積にいたしまして約40万平米、大変広いところです。あそこの場合には、土地の形としては1つの半島になっておりますから、津市の場合とちょっとその辺は違うわけですが、これも民間がやっている事業でありますけれども、ここの資本投下の状況をいろいろお聞きしたんです。そうしたら、一遍に集中投資やらなかった。年度に分けて、ことしは何億円か知りませんけども、こんだけでこんだけのものをやっていく。また来年はこんだけのもの建ててこんだけの投資をしていくというようなことで、非常に継続的に予算投資をして、またその間にいろんな利用者からの声も聞こえてくる。やっぱりその中にはこういうものが必要なんだなというようなことを聞きながら、例えばテニスコートをふやしていくとか、そういうような開発の仕方をしてきて、現在、余りそれほど感心する立派なものではもちろんありません。ありませんけれども、今の状況でも年間約20万のお客さん来る。宿泊客は大体年間で10万ぐらいはありますよというようなことを言っておられましたけれども、なぎさまちプランも結構ですけれども、余り無理をしないでいこうと思えば、そういう方法もあるというわけですから、その辺についても、ひとつこの計画を進めていく1つの視野の中に入れて御検討いただければ、大変ありがたいと思っております。 それから、今市長さんからお話もございましたように、なぎさまちプランを進めていくやっぱりベースになるのは、あくまでも県の指定する港湾計画でありますから、この辺についてひとつ十分市長さんも政治力を発揮されまして、より積極的に県の方へ対応求められていくように、そして一日も早くそのめどが立ってくるように、これは希望しておきたい、こういうふうに思っております。 それから、この計画の中で一部市民の間から要望があるわけですが、あそこにショッピングセンターをつくる計画がございますね。あそこへそういう大型の商店街ができてくると、いわゆる在来の商店街がまたこれでさびれていくのではないかというような話が、やっぱり出てきてるわけですね。だから、これからあの計画がどんどん進んでいくにつれて、その辺のところも、市営でそういうものをつくっていくならば、テナントとして募集する場合も、そういう市内の業者にも優先的に家賃を安くするとか、あるいはテナント料安くするとか、あるいは敷金を安くするとか、そういうようなやっぱり商業政策というものも含めて考えてやっていただきたいなと、これは要望でありますけれども、思っておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思っております。 それから伊勢湾海上交通開発研究会、これは僕も知らなかったんですが、7日に開かれたようでございます。僕もこれは新聞によって知ったわけですけれども、四日市、鈴鹿、松阪に続き4番目というふうに書いてありましたけれども、やっぱりこの研究協議会というのも、特に津の場合にはなぎさまちプランというものが控えておる関係から、やっぱり設立がちょっと遅かったんではないかなという気もするわけです。しかし、これ来年からいわゆる一部航路を開いてやっていきたいというようなことが書いてありましたけれども、これ僕の質問の中には、航路の計画はどうなんだということをお聞きしたんですけども、その辺についてはまだ未定であって、これからいろいろと考えていくんだということですが、これはやっぱり今の時点では無理なんですかね。大体どこからどの辺までの航路開いていくのか。これはあくまでも仮の航路だと思いますけれども、その辺についてはどうなんでしょうか。もう一度ちょっと御返答いただけるなら再答弁をいただきたいと思います。 それから安濃川以北の町づくりについて、その中で高架の問題が出ております。これは壇上でも申し上げたように、我が会派が1つの大きな我々の政治課題として取り組んでいる事業であります。なかなか、我々言っておりますけども、いざ実施となりますと、ただいま市長さんからもおっしゃったように、いろいろ難しい問題を抱えてくるわけでありまして、実施には相当時間もかけていかなければならないということはよくわかっております。 その中の1つとして、あの事業、費用が非常にかかるということが難しい理由の1つですけれども、もう一つの理由の中に、工法の問題もあったと思うんですね。側道をつくっていかなければならない。いわゆる工法の問題もあったと思うんですが、実は、技術的なことは我々は余り考えなくてもいいと思うんですけれども、参考のために申し上げておきますと、過般、私どもこれやはり徳島を視察いたしました。そのときに、担当官からいろいろお話を聞いたんですが、直上方式というのがあるそうです。つまり現在の線路をそのまま生かして、言うなれば架橋のプレハブというんですか、そういうものを線路の列車で持ってきて、それをそこの場でおろして、そして上へ組み立てていくということをやれば、例えば列車が通らない時間を利用してそういうものを運んでいく、列車の運行には影響がないような工法というのがあるようでございますけれども、しかし、ただこれをやっていくと大変コストが高くつくということは聞いております。だから、決して工法の面で無理だということは僕はないと思うんです。 だから、その辺も含めてひとつ再検討をお願いをしたいと思うんでありますが、徳島でも僕特に、我々会派で行ったんですけども、どんと腹に響いたのは、徳島でこんだけの事業ができたのは、実は政治力なんだということを聞きました。御承知のようにあそこは三木さんもおりましたし、今の後藤田さんもおりますからね。その辺の大物があの辺はそろっておりますから、そういう点もあったんだろうと思いますけども、それはやっぱり盛んに強調してましたね。だから、この高架問題については、やっぱり非常に市長さんの決断が第一ですけれども、これをやっていくためには、果敢なる政治力の発揮ということが重要な問題になってくると思いますから、その辺についても十分御留意をいただきながら、政治力の方面でひとつ動いていきたい、こういうふうに要望をいたしておきます。 それから駐車場の問題であります。これは今市長さんから、特に駅前のロータリーの地下の駐車場建設については、調査費を一遍つけてやってみたいというような御答弁がございましたので、あえてこの問題については触れたくはありませんけれども、しかし、この駐車場というのは、市長さんも確かに運転なさるドライバーの1人だと思うんですけども、僕らももちろんそうなんですが、その1つの地域の中で大きな駐車場をぼこんと1つつくったらそんでいいというもんじゃないと思うんですね。我々ドライバーの心理としては、その駐車場から商店街に買い物に行くについても、道路が1本あるとなかなかそっちへ行きにくいもんなんですね。だからこれからの駐車場計画の中では、大きいものをどんとつくるのも結構だし、それはそれでいいと思うんですけども、小さい駐車場を分散的につくっていった方が、商業の活性化という意味においてはよい効果があるのではないかなというふうに私ども思っているわけですけども、その辺も、これから都市計画の中でそういうのを組み入れていくのかどうか、あるいは商工課の方から商店街の要望がどのように出てくるのか、これはわかりませんから、今この時点でそれをどうこうしようという御答弁はいただけないと思いますけれども、やっぱり駐車場問題についても、壇上でも申し上げたように、国からの強い指導もあるわけでありますから、ひとつ今までの駐車場計画をさらに見直してこれから計画を立てていっていただきたいな、こういうふうに思っております。これにつきましても、要望にとどめておきたいと思います。 それから下水道でありますが、特に志登茂川処理区につきましては、いろいろと御努力をいただいているわけでありますけれども、いろんな問題があって思うように進んでいかないということもよく理解をいたしました。しかし、これはもう基盤整備の1つでもありますし、一身田の排水対策の中でもいつも出てくる問題でありますので、当局におかれましては、より積極的に県の方へもその辺のところをどんどん要望していっていただきたい、かように思っております。 それから下水道というのは、あくまでも排水の最終的な受け皿になるわけですね。だからそれまでの、北郊地区の処理区が建設され完成するまでには、かなりの時間がもちろん残念ながらあるわけですから、そこへ行くまでの雨水対策ですか、そういうものの充実をひとつ積極的にやってもらいたいと思うんです。おかげさまで、これ感謝申し上げるんですけども、当局の御理解を得ながら、一身田の排水計画も順調に進んでおります。ありがたいと思っております。しかし、より積極的に排水対策、特に雨水対策、下水道工事を念頭に置いた雨水対策、どぶの整備、側溝の整備等を積極的に進めていっていただきたい。これも要望いたしておきたいと思います。 それから道路でございますけれども、特に私が具体的に申し上げた路線の中では、浜田長岡線、これは一身田の者にとっては1つの大きな動線になっていくわけでありまして、上津部田のところまでは本当に整備していただきましたし、よくなって大変喜んでいるわけですが、一身田の町の中からあそこへ至るまで、あの向こうがそのままになっておりますんで、あれ一部都市計画道路になってるんですね。その点についての早期着工を要望したいと思うんですが、既に路線になっておりますあの伊勢別街道、団地から出てすぐから伊勢別街道に至る二百石橋があるあの道路ですね。あれの拡幅だけでも、土地買収ができりゃ手をつけられるかどうかですね。これだけちょっと聞いておきたいと思うんですが、よろしくお願いをいたします。 それから教育委員会、いろいろと御答弁いただきましてありがとうございました。教育環境の人間化、これは教育にとっては当然のことでありまして、非常に大事なことだと思うんであります。これ、僕PTAにおるときも教育長さんにも随分申し上げてまいったわけですけども、私も子供がおりまして、子供にもいろいろ手を焼いている部分がございまして、最近の子供たちというのは、精神的な問題というんですか、心の問題が大変すさんでおると申しますか、我々は古い部分もありますので、我々の考えをそのまま子供たちに押しつけることは、これは無理なことがあろうと思いますけども、一般的に大変物質主義といいますか、心の問題における教育というものが十分になっていないということを日ごろから悔やんでいる私でございますけれども、この間もある雑誌を読んでおりましたら、日本人に対する外国の賞賛は、経済や技術に対する賞賛であって、人間に対する賞賛は何もないというんですね。それは我々日本人として、やっぱり十分反省をしなければいけない問題ではないかと思うんですね。特に子供たちの教育の中で大事やなと思うのは、やっぱり幼稚園あるいは小学校の低学年ですか、そのころから徹底的にやっておかないと、小学校も大体5、6年になりますと、親離れも起こしてきますし、大人びてくるわけですから、その辺の教育につきましては、ひとつ心の教育の問題について十分充実をしていただくようにお願いをしておきたいと思うんです。 特に最近日本の伝統文化と言われるものが、だんだんすたれていくような傾向が非常に強くなっております。生涯教育の中では、お茶とかお花とかあるいは能とか舞踊とかそういうものが取り上げられておりますけれども、やっぱりこういう日本本来の文化というものに対して、子供たちの時分から教えていく必要があるんではないかな。特に礼儀ということがこういうものの中には十分要求されてまいりますので、その辺については十分教育方針の中で御指導いただければありがたいがなと思っております。 それから、この間、実はまた視察の話でございますけれども、大分県の日田市に参りまして、広瀬淡窓さんが開設されたと言われる咸宜園を視察いたしました。そのお話の中に、こういう歌がございました。「鋭きも鈍きもともに捨てがたし錐と槌とに使い分けなば」。いわゆる人間というものは本来生まれながらにして素質持ってるわけですね。だから、最近は平等やと、みんな同じような平均的な教育をしていくんだということも、これも大事なことではありますが、人間は生まれながらにしてそれぞれ個性も違うし、能力も違うと思うんです。しかし、違うからといってそれをむりやりに平均化しようとするところに、やっぱり今の教育の無理があるのではないかということを我々思うんですが、やっぱり鋭い人も鈍い人もおるわけですから、その人たちには、鋭い人には鋭いような教育、鈍い人には鈍いような教育、そういうものをやっぱりやっていくという基本的な教育の姿勢というものは、僕は大事やと思うんです。きれい事言ったら幾らでもきれい事言えると思うんです。だけども、真の教育というものは、やっぱりそうではないと思うんですね。その人に合った能力、ええ言葉で言えば個性を生かしてやるといいますかな、そういうふうな教育というものにこれからも取り組んでほしいなというふうに思っておりますので、大変生意気なお話を申し上げましたけれども、その辺についてもひとつ十分御理解をいただいて、教育方針の中に組み入れていただければ大変ありがたいと思っております。 これで再質問を終わります。再答弁お願いいたします。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(岡村初博君) 財政収入の中で、4%の伸びは大丈夫かということですが、低く見積もって見積もってこういうことでございますので、恐らくそれよりはさらに伸びるんではないかな、こう思っております。 また、財政構造の中で、やはり公債費も確かに過大な投資になりますと、大きなウエートを占めてくるわけでございますけれども、しかし、何と申しましても、人件費が一番大きな問題であるわけでございますので、それら等はやはり視野の中へ入れながら、しかも効率的にということで進めなきゃなりませんので、そういう面で十分努力もしていきたいし、あるいはまた財政需要額に算入されるいろんな要素があるわけですから、それらの要素、やはりこれは私どもとしては最大限にそれを適用していただくようなことで、計数的にもしっかり勉強しながら有利に展開するようにしていきたい、こう思っておりますので、壇上でも申しましたように、事業になりますと、やはり適債という表現にしておりますけども、やはり適切な起債でなければ認められんわけですから、それらに合うようにひとつ進めていく、こういうことでございますので、御了承いただきたいと思います。 それから東京、大阪等で産業懇談会進めましたが、現在は経済人交流会議というような形になっておりますけれども、その問題についていろいろとかなり日時も経過いたしておりますので、そこらも含めまして検討はしていきたいと思っておりますが、東京事務所開設ということが出てまいりまして、もう10年も前になりますか、いろいろと議論の対象になった経過もございますので、その問題も、これからの情勢の推移によっては、やはり対応していかなきゃならん、このようにも思いますけれども、現時点ではそこまで踏み込んだ考え方は持っておりませんので、ひとつ御了承いただきたいと思います。 ただ、それに近いような形で情報をキャッチする方法をひとつ探る、こういうことは可能であろうと思いますので、そこらはひとつこれからも努力をしていきたい、こう思っております。 にえざき・なぎさまちプランにつきましていろいろと御所見ちょうだいしまして、御心配をおかけいたしておりますということがよくわかるわけでございまして、私自身も、大変な事業でございますから、正直オーバーな表現すれば、やはり夜も眠れんというときも実際私にも人間ですからあるわけでございます。したがって、常に頭の中では、どのようにやっていくかということをめぐらしております。 しかし、長い津市の歴史の中で海を本当に見直した時期があるんかどうかということを感じておるわけです。海に開かれた町づくりとしての近代社会の中での港というものは、やっぱりどうしてもこれは都市機能として必要だ、このように私は思っておりますので、公共でできるだけのやはり対応をしていかないかん、こう思って、この事業についていろいろ御議論はちょうだいしておりますけども、私は進めていきたい、こう思ってお願いを申し上げ、御説明申し上げておる、こういうことでございまして、最悪の場合、公共だけでもやり得る、私はやり得ると思っておるんです、最悪の場合でも。それぐらいのやはり腹構えで進めていかなきゃならん、こう思っておりますし、それらの誘導についてはどうするかということでございますが、例えば政府あるいは政府系のそういういろんな施設もたくさんあるわけですね。 ことし三重県で、志摩の方へ郵政省の関係の事業を誘導されましたよね。登茂山ね。これなんかも百数十億のやっぱり事業ですからね。だから、海という本当に何といいますか、もう見とるだけでも、静かな海を見れば心が和み、そして気持ちがリフレッシュされる。そのものだけで、やっぱりもういろいろ余り景観はなくっても人間の心和ますところもあるし、いろいろな要素はあるわけです。全国いろいろ歩きましても、あんなところにホテルがあってどうだと思うところへ、たくさんの人やっぱり行ってるわけですよね。だから、ただそこに海があるというだけでもやっぱりあるわけですから、そこらもう少し上手に我々としては使わなきゃいかんな、こんなふうな感じもいたしております。 最悪の場合は、ボーリングして温泉掘るぐらいのやっぱり熱意を持ってやれば、もし1,000メートル掘って温泉出たら、一遍にあれするわけでしょう。2,000メートル掘って温泉出たら、すぐにこれはぼっと上がるわけでしょう。だから前向いた話をもっともっとやっぱりどんどん私はしていくべきであろう、こう考えとるんです。それぐらいの気持ちでやらなきゃならん、こう思っております。だから、民間を当然今入れておりますけれども、民間はそろばんはじいてやるわけですから、あかんと思えば逃げてしまいます。それでいいと思いますよ、当然ですから。それじゃ逃げた後どうするんだ。それを津でやれるか。私はやれると思ってるんです。こんな便利なとこありませんもん。国道23号から2キロです。インターチェンジから6キロです。こんな便利なところ、全国探してもそうないですよ、正直いいまして。そこらを生かしていこうというのが私どもの考え方ですから、ぜひひとつ、至らん点まだまだようけありますけれども、御鞭撻を賜りたいな、こう思うんです。公共でじゃどんなものあるかと言われたら、私またいろいろと計画しとること出してまいりますから、一、二年の間には必ず出しますから、どうぞひとつ……。真剣に夜も寝やんと考えておるんです。笑い事で済まされたら私はかなわんのです、正直いいまして。そこだけははっきり私申し上げておきますから。そういうふうに考えてやっておりますから、どうぞひとつ御了承いただきたいと思います。 航路につきましては、かつてやっぱり常滑とそれから津と走っておったですね。そういう時期もあったわけです。したがって、いろんな組み方があると思います。クルージングとしてやっぱり名古屋を起点にして、津へ寄って、鳥羽へ寄って行くとか、こういうクルージングとか、あるいは対岸との定期航路をつくるとか、いろんな問題あると思うんです。臨時的には、今、津海洋スポーツセンターで毎年のように夏休み期間中に、名鉄観光ですけれども、篠島とか、そういうところへ臨時で出しておりますね。これも若い人たちが結構行っておるようでございますし、だからそれらをやっぱり積み上げていくということが必要でしょうし、伊勢湾内は非常にクルージングがないわけです。しかし、全国的に見ますと、やはりそれなりのクルージングも普及してきておる、こういう現実もございますし、したがって、そういうものをやっぱり私はつくり出していく。 幸いそういう面では、名鉄系にしても近鉄系にしても、共同参加してやろうじゃないかということで言ってくれておりますし、あるいはトップに近いような人も、やはり三重県として、伊勢湾としてやっぱり何かそれをつくり出していかないかんのや、そういうふうなことも聞いておりますし、あるいはまたインターチェンジから三重県側からの常滑へのアクセス、これも大変重要だ、こんなふうな話も聞いておりますし、いろいろとそういう情勢も把握しながらのスタートでございますので、御理解をいただきたいと思います。 これも会議ばっか続けて1つも実のならんことなら、もうやめとけと私は指示しておるわけです。1年間やって、その上で、何か1つ、たとえ当初は赤字であろうと、ひとつ進めていく。それによってそれが3年、4年、5年後に黒字になっていくということになれば、これは完全にアクセスについての機先を制したことになるんじゃないか、他都市に対してね。それぐらいのひとつ気持ちでやれ、こういうふうなことも言っておるわけでございましてね。ひとつ意のあるところを御理解いただきたい、こう思うんです。 私からお答えするのは以上でございます。どうぞひとつよろしゅうお願いします。 ◎建設部長(小河俊昭君) 浜田長岡線の計画路線上にあります市道の狭隘部分の解消につきましては、拡幅部分の土地の地権者の御理解が得られるのであれば、計画的に整備をしていきたい、このように思っております。 以上でございます。 ◆32番(森錦一君) 半に終わろうと思っておったんですが、ちょっと15分ぐらいオーバーいたしました。力強い御答弁をいただきまして本当にありがとうございました。これで私の質問終わらせていただきます。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 午さんのため、暫時休憩いたします。     午前11時42分休憩     午後1時再開 ○議長(井ノ口昭太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総体質問を続行いたします。6番梅崎保昭君。              〔6番 梅崎保昭君 登壇〕 ◆6番(梅崎保昭君) 私は公明党議員団を代表いたしまして、若干の質問をさせていただきたいと思います。 施政方針にもございましたように、国内外におきましてまさに激動の時期である。しかしながら、私たちの身の周りは、実感として、高齢化・国際化・情報化社会への進展が着実に進んでまいっております。それだけに行政の責任はさらに大きくなってきておる、よりきめ細かい配慮と先見性が重要である、加えて社会的に弱い立場の人々に焦点をさらに合わせていかなければならないと強く感ずるところでございます。私どもはこのような観点から質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず上程議案の方でございますが、議案第43号平成4年度一般会計予算の中からお尋ねをいたしたいと思います。 津新町駅公共自転車置き場周辺の放置自転車誘導委託料というのが計上をされております。これにつきましては従来からあるわけでございますけれども、それなりに成果を上げておられると思いますけれども、御承知のとおり、放置自転車につきましては目に余るものがあるわけでございます。このことにつきましては、私から申すまでもなく、津駅も、また江戸橋駅も同じでございます。誘導員を、またそういった配慮が難しければ、それに類するような何らかの方策を津駅西口、加えて江戸橋駅にも配置してはどうか、こういうふうに思うわけでございますけれども、御所見を伺いたいと思います。 最近、駐輪場の問題は、今お話しいたしましたように、大変に目に余るものがございますけれども、この問題を解消するためには、駅周辺というのは大変地価も高い。いろんな意味で障害がある。そういうふうに、解決すべきはわかるけれどもいかにすればよいのか。こういうところで大変苦慮するところでございますけれども、最近、駐輪場確保のために地下駐輪場の建設に大変着目されておるところでございます。特に津駅周辺につきましては検討に値すると思いますけれども、いかがでありましょうか。 次に、上程議案の議案第43号の2点目でございますが、老人性白内障眼内レンズ等費用助成につきましてお尋ねをいたします。厚生省は、この3月7日、白内障の有効な治療法であります眼内レンズの挿入手術を保険適用とし、診療報酬点数を8,000点とすることを官報で告示をいたしました。あわせて、眼内レンズの費用は所定点検に含まれると明記をいたしました通知を各都道府県、市町村の関係部局に対して行ったと聞いております。ことしの2月4日、衆議院予算委員会で、厚生大臣が我が党の市川書記長に初めて保険適用を約した眼内レンズ挿入手術は、レンズ代も含めて、診療報酬改定でことし4月1日から保険適用となることが決まりました。 そこでお尋ねいたしますが、平成4年度当初予算に計上されておりますところの助成費との関係でございますけれども、これまでの配慮で予算計上をいたされておりますが、せっかくの予算でございます。有効な活用を希望するところでございますけれども、御見解をお尋ねいたしたいと思います。 3つ目にお尋ねいたしますのは、生活排水対策推進計画策定委託料でございます。当委託料が計上されておりますが、具体的な内容と、生活排水ということでありますので、公共下水道区域だけでの計画策定ではどうにもならないのではないだろうか、こんな感じがするわけでございます。そうした観点から、農村集落排水事業、公共下水道事業、また住宅団地のそういった集合生活排水の事業、そういったこととの整合性といいますか、関連を含めて考えなければならない、そういうふうに感ずるところでございますけれども、その点につきまして御見解をお尋ねしたいと思います。 次に、橋内東部地区土地区画整理事業啓発資料作成業務委託についてお尋ねをいたします。津にえざき・なぎさまちプランにおける後背地として、非常に大切な事業であります。また、相互に相関連することは申すまでもないわけでございます。また同時に、逆に西側の大門地区等市街地の再開発との関連も、忘れてはならないと思うわけでございます。本事業の内容と今申し上げました点について、当局の見解をお尋ねしたいと思います。いろいろな事業が林立をしておる感でございますけれども、そういった都市開発につきましては相関連いたしますので、そのあたりの整合性といいますか、関連を持たしていくべきである、こんなふうに感ずるところでありますので、御見解をお尋ねいたします。 次に、市政一般に移りますが、施政方針の中からお尋ねをいたします。 まず1点目といたしまして、津にえざき・なぎさまちプランについてお尋ねをいたします。この件につきましては、午前中、大変市長さんお元気に、私のお尋ねする部分まで答えていただいたような感もいたしますけれども、改めて我々の感じた一端をお話しさしていただきまして御質問いたしたい、このように思うところでございますが、中部新国際空港のアクセスとして、旅客中心の計画で、当初入り込み客年1,000万人ということでございますけれども、先日の御説明では約600万というような想定でありますが、先ほど午前中の市長のお話の中にありまして、大変一生懸命取り組んでいただいておりますけれども、やはり我々議員としても、本当に大丈夫か、この事業が失敗したら大変だ、こういう率直な気持ちがするわけでございます。そういう意味からひとつ御理解をいただいて、大変屋上屋を重ねると思いますけれども、この御質問にお答えをいただきたいと思いますけれども、やはり何か人を引きつけるのにいま一つ要るんではなかろうか。将来ほかの都市の港が開けてきた場合に、中部新国際空港とのアクセスを並行して複数の港ができてきたときに勝負になるんだろうかというような、親にも似た思いの実感がするわけでございます。そんなところから、何かやはり健全なもので公共性のあるそういった施設というものが考えられないものだろうか、率直にそういうふうな気がいたすわけでございますけれども、御所見を伺いたいと思います。 また、県の港湾計画への組み入れにつきましても、やはりそういった将来性、また入り込み客に対する可能性、こういったところが非常に判断の審査といいますか、判断の焦点になってくるんではないかというふうに私ども感じるわけでございますけれども、そういった意味でこのあたりの御所見をお伺いしておきたいと思います。 次に、長谷山レクリエーションエリアの形成につきましてお尋ねをいたします。率直に申しまして、動き出すのが大変時間がかかったという感がいたします。これまでの当局の関係の皆さん方の御努力はよくわかりますけれども、今申しましたように、大変スタートに時間がかかったというのが実感でございます。平成4年度現地測量に入る計画でありますけれども、現地は該当の地権者が非常に多いように見受けられます。そういった意味から、大変測量が時間がかかるんではなかろうか、また困難を期するんではなかろうか、こういう不安がするわけでございます。それだけに、地元とのやはり話し合い、またいろんな意味での協力をお願いすることにつきましても、慎重に、また的を射た行動でなければならないというふうに思うわけでございます。 加えて、郷土資料館の敷地も同時に対象となっておりますけれども、教育委員会としてもお聞きしたところでは積極的に進めたいということで、いろんな施策が施政方針の中にもうたわれておりますし、また日常の業務の中でも、私も実感として感じておりますけれども、やはり当該この資料館が計画どおりこの長谷山レクリエーションエリアの形成作業の中でうまくスケジュールとしてもかみ合わさっていくのか、こういったところにも率直に申し上げて懸念を感ずるわけでございますけれども、今申し上げた点も含めまして、具体的なスケジュール並びに用地確保についての進め方についてお尋ねをいたしておきたいと思います。 次に、歩道と車道の段差をゼロに、また交差点に目の不自由な人のための音の出る信号を、こういうことで通告をさしていただきましたので、お尋ねをいたします。 津市住みよい福祉環境づくり推進指針には、道路に係る一般的基準の中に、車道と歩道との段差は2センチメートル以下とするとあり、それに基づいて道路整備がなされておるところは承知をいたしております。そういった整備なされたところでの現状は、やはり2センチ程度の段差があるわけでございます。 具体的にこの施政方針の中には、市道津駅前線の歩道整備の準備をするというふうにございますけれども、ここに限ったわけではございませんけれども、今後これらのところを計画的に段差ゼロにしていただいて、車いすやお年寄りの方々の通行がスムーズにできるようにしていただきたい、このように思うわけでございます。率直に申し上げて、私もあの2センチ程度で、というふうに思ったわけでございますけれども、やはり障害をお持ちの方々やお年寄りがあの乳母車を引いて通られるときのことをお聞きいたしましたですけれども、やはり大変通りにくい、こういうようなお話をお聞きいたします。そういった観点からお願いしたいと思いますけれども、いかがでありましょうか。 また、目の不自由な人のための音の出る信号をつけていただきたい、こういうことで御要望いたすわけでございますけれども、その場所といたしましては、やはり中央公民館のところの交差点、それから市役所のところの交差点、そういったところは公共性が非常に大きいといいますか、そういったところでございますので、やはり用事に見える目の不自由な方が大変多いわけでございます。そういった方々のために、音の出る信号機をつけていただきたい、こんなふうに思うわけでございます。御所見を伺いたいと思います。 次に、下部田垂水線の延伸部分の整備計画ということで通告をさせていただきましたが、現在進めていただいておるところにつきましては、今月3月22日に開通式であるとの案内をいただいております。当路線につきましては、高茶屋方面へ抜ける道としては大変に待ちこがれられている道路でございますし、現在までの当局の御努力に対しては大きく評価をいたすところでございますけれども、大変先走った物の言い方ではございますが、潮見ヶ丘から南の方への道路ができませんならば、やはり効果としてもいま一つというところがあるんではなかろうかという感じがいたすわけでございます。その延伸部分につきまして、具体的な事業計画の見通し、スケジュール等ひとつお聞かせをいただきたい、このように思うわけでございます。 また、自動車試験場の西側の道路の周辺は、大変現状として傷みがひどいわけでございます。当下部田垂水線の延伸部分に当たるわけでございますけれども、やはりその部分まで行きまするには、大変期間がかかるというのが実態であろう、こういうふうに思います。当面、その周辺にお住まいをなさる市民の方々、また利用される市民の方々は、大変道が傷んでおることに対して懸念を抱いておられるわけでございます。このあたりにつきましても、やはりその下部田垂水線の延伸部分の国道165へのアクセスの165からの整備という形ででも、やはり歩道もつけ、所定の整備を進めることはできないんだろうか、そういうふうに感ずるわけでございますけれども、そういった点からの計画の見通し等についてもお伺いをしたいと思います。それがもし大変であるならば、当面の解消といたしまして整備をしていただきたい。率直にお願いするところでございますけれども、いかがでありましょうか。 次に、仮称でございますが、中小企業勤労者福祉サービスセンターの設立についてお尋ねをいたします。中小企業に勤務する人たちの福利厚生のために、積極的な推進を希望するところでございます。率直にお尋ねしますが、具体的な将来的な構想も含めて内容を伺いたい、こういうふうに思います。また加えて、勤労青少年ホームが老朽化して、大至急建設を要するような状況にあるわけでございます。こうした箱物についてもどうされるのか、御所見を伺いたいと思います。 次に、コミュニティ施設整備計画策定についてお尋ねをいたしたいと思います。率直に申し上げまして、施設が先に建設されまして、この整備計画の策定が後を追っかけておるというような感じがいたすわけでございますが、箱物が先行しておる、そんな感じがいたすわけでございます。それはそれなりに一定の働きをし、私どもといたしましてもお願いをしてきた一面もあるわけでございますけれども、やはり将来を展望して、大変重要なコミュニティの問題につきまして全市的に検討を加える。当整備計画策定は大切なことであり、急がなければならないと思うところでございます。具体的内容とスケジュールにつきまして、お伺いをいたしておきたいと思います。 前々からの本会議でも、他の議員さんからも御質問ありましたけれども、特に津駅西地域でありますけれども、御承知のように住宅団地が造成されまして、人口がまさに急増しておる。しかも知らない人同士が町を形成しておる。こういったところほど、こういったコミュニティ施設というのは非常に重要な役割を果たすんではないか、こういうふうに思います。最重点としてやはり考える地域ではなかろうかというふうに思うわけでございます。この地域につきましてどのように考えておられるかも含めてお尋ねをしておきたいと思います。 次に、教育方針から1点だけお尋ねをしておきたいと思います。登校拒否問題解決を図るための適応指導教室についてお尋ねをしておきたいと思います。この登校拒否の問題につきましては、常々日常のおつき合いの中で、現場の先生方は本当に大変な苦労をしておられる、そして頑張っておられる先生方をお見受けをいたすわけでございますけれども、それにもかかわらず、やはり登校拒否の生徒が出ておる、これが現状であろうと思います。そういった問題といいますか、課題を看過することはできない、こういったことで、本事業に取り組まれるわけでございますけれども、この事業の内容につきましてここで伺っておきたいと思います。 とりわけ、先ほども申しましたように、学校現場との連携をどのようにされるのか。非常に大切であろうということはだれもが思うわけでございますけれども、具体的にお伺いをしたいと思います。やはり自分が担任をしたかわいい生徒が登校拒否をしておる、何とか自分の力で立ち直らせてやりたい。これは人間として、教師として非常に大切なことであり、尊いことであるとは思いますけれども、やはりそういったことだけでは乗り越えられないという部分からのこういった適応指導教室を開設しよう、こういう部分もあろうというふうには感ずるわけでございますけれども、やはり率直に申し上げて、手おくれにはならないんだろうか。また逆に、先生がそういう御努力をなさってみえるところへ入っていった場合に、それが逆にどうなるんだろうか、こういった感じが率直にするわけでございます。そういった学校現場とのそういう連携というのは、具体的に今実務的にどんなふうになされていくんだろうか、こういう疑問がわくわけでございますけれども、その辺のところの御見解を伺っておきたいと思います。 続きまして、市政一般の施政方針、教育方針以外の中からお尋ねをいたします。 まず、保健医療カードの導入についてお尋ねをしたいと思います。もし自分が交通事故に遭ったとしたら、また救急車で運び込まれた病院で、血液型や血圧、薬物に対する副作用体質があるかどうかなど、多くの検査が始まるわけでございます。しかし、検査に手間取っているうちに手おくれになりかねない、こういったこともあることは十分に考えられると思います。こんなとき健康カードがあれば、医師はまず携帯している健康カードから、すぐ住所、氏名、年齢、それに血液型と既往症を呼び出して、すぐに治療が開始される。1枚の名刺大のIDカードに、自分の病歴や投薬歴、各種検査データが記憶され、いつどこの病院へ行っても、そのカードさえあれば、パソコン画面に健康情報を呼び出して、適切な医療が受けられる。同時に生涯にわたる健康管理ができるというのが、保険医療カードのシステムであります。私ども名づけて国民健康カード、こういうふうに申し上げたいと思います。 カードの利点は、救急時だけではございません。通常の通院のとき、過去の診療結果を参照しながら医師の診断を受ける。現在のように検査を最初からやり直したり、薬を重複して投与されないなど、医療上の利点のほかに、各種の検査データを蓄えることで、生涯の健康管理が可能になるわけでございます。 厚生省では、保険医療カードシステムの全国レベルでの普及定着の可能性を探るための研究開発を開始しておると伺っております。昨年の10月21日付で、厚生省健康政策局総務課から、各都道府県衛生主管部保健医療担当者殿ということで、保健医療カードシステムの開発実験についてという文書が参っておるわけでございますが、この文書の中に、この研究開発の一環として、平成4年度から5年度までの2年間、2ヵ所の地域において開発実験を行う予定にしており、平成3年度中に実験地域の選定を行うこととしております。つきましては、保健、医療、福祉分野におけるカードシステム普及状況及び実験候補地としての希望の有無を把握したいと思いますので、御多忙中恐縮ではございますが、平成3年11月15日までに下記までお送りくださいという内容の文言が入っております。 平成4年度はフィールド実験2ヵ所、国が開発した保健医療カードシステムを使用し、カードシステムの効果の客観的評価、医事会計システムとの連携等について研究を行う。また、平成5年度としては、フィールド実験の継続とシステムの評価改善という形で、国としては計画がなされておるやに伺っておりますけれども、この点について、県の方から何らかの打診があったのでしょうか。今後、本事業を積極的導入の方向に進めるべきであると考える観点から、加えてその点も含めて当局の御見解を伺っておきたいと思います。 次に、市役所の土曜閉庁に伴います住民票の交付等で、市民サービスの低下を来すことはないか。この点について提案を含めてお尋ねをいたしたいと思います。 まず1つといたしまして、窓口業務の効率化と簡素化を図るために、大阪の羽曳野市は、銀行の現金自動支払い機と同様の操作で住民票の交付が受けられる住民票自動交付機というのを導入いたしました。この機械を利用するには、カードの発行を受けることが必要でありますけれども、15歳以上の市内在住者であることが条件で、運転免許証などで本人と確認できるものを持っている場合は、即日交付も可能である。カード登録者は、住民票自動交付機の利用ができるほか、市内数ヵ所に設置されているキャプテンシステム端末機に自分の登録番号を打ち込めば、市のスポーツ施設の予約もできるというものですが、導入の価値があると私どもは思うわけでございますけれども、いかがでありましょうか。 2つ目といたしまして、市民サービスの充実を図るため、これは守口市でございますけれども、土、日、祝日に市内3ヵ所のサービスコーナーで、住民票の写しなどの即時発行業務を開始いたしております。取り扱い時間につきましては、土曜日は午前9時から午後4時まで、日曜祝日は午前10時から午後4時まで、交付を受けられるのは、住民票の写し、印鑑登録証明書、住民票記載事項証明書、年金現況証明書、母子健康手帳などであります。今回、端末のオフィスコンピュータのみで業務対応できるサブシステムを市独自で開発したそうでございます。閉庁の際、本庁舎の汎用コンピュータがとまり、オンラインが使えないという技術面での問題をクリアしたというものでございます。技術的にも可能性のあるこのことにつきまして、導入の価値があるというふうに思いますけれども、いかがでありましょうか。 3つ目に、自治省は、市町村が郵便局に設置した専用ファクシミリで住民票の写しを交付申し込みができる新サービスをスタートさせることを決めました。住民票については、現在全国では市町村の窓口での直接請求や、郵便局に置かれている専用の封筒を利用して市町村に申し込み、郵送で受けるといった申請書による方法がありますのと、2つ目には、識別カード、IDカード等を使って、識別カードによる申請方法、こういった方法が全国では見受けられるわけでございますけれども、このファックス申請サービスは、いわゆる第3の申請方法と言うべきもので、郵便局に設置された市町村のファクシミリを使って、住民が申込書を送信し、交付手数料を郵便局で払い込めば、市町村から申請者に住民票の写しが郵送される、こういった仕組みでございますけれども、やはりいろいろ研究する価値がある、このように思いますけれども、いかがでありましょうか。 次に、項目を変えまして、ローカウンターの増設につきましてお尋ねをいたしたいと思います。前々から私どもが主張さしていただき、提案してきたわけでございますけれども、その趣旨を御理解いただきまして、御案内のとおり、既に福祉部門の窓口を中心に、ローカウンターが設置され、文字どおり大好評を博しております。当初は窓口業務が停滞し、混雑するのではないかとの率直な心配もありましたけれども、そのようなことはなく、スムーズにいっているようであります。私も現場を見ておりまして、そんな感じがいたしておるわけでございます。今後当局も増設の予定であるようですが、その内容と規模についてお尋ねをいたしたいと思います。 また、増設はやはり年度の早目に行い、より市民サービス向上に効果を上げていただきたい、このように思うわけでございますけれども、いかがでありましょうか、見解をお尋ねしたいと思います。 続きまして、環境保全に対する具体的対策についてお尋ねをいたします。これからの時代の環境保全対策は、行政主導では成功しないと私は率直に思うところでございます。市民1人1人の意識変革と市民総ぐるみのシステムづくりが必須要件である、このように思うところでございます。地球環境は自然破壊と環境汚染が進行し、かつてない危機に遭遇している、かけがえのない地球を健全な形で次の世代に引き継ぐ責任が私たちにある、このように思うのであります。市民の環境への配慮を高めるために、環境保全都市宣言を行ってはどうか。 さらに、ごみ問題や生活雑排水など都市生活型公害への対応は、行政主導だけでは不可能であり、行政、企業、諸団体、市民など総参加した、仮称でございますけれども、環境保全市民会議を設立して、財政も、総参加による環境保全基金を創設して、環境保全対策を具体的に前進させるべきであるというふうに思いますけれども、いかがでありましょうか。 次に、付き添い看護料の助成をということで通告をさしていただきました。四日市市が昨年の4月から老人医療付き添い看護料差額助成事業を始めました。家政婦協会などに付き添い看護を依頼しますと、御案内のとおり、普通1日1万円以上かかるのが現状でございます。御承知ではございますが、国で定める基準看護料は、通いで3,000円少し、泊まりで4,000円ちょっと、こういうふうに低いため、大変な超過負担でございます。こうした負担を少しでも軽減するためにも取り組んではどうか、このように思うわけでございますけれども、いかがでありましょうか。 質問の最後でございます。乙部第1・第2排水機場の整備についてお尋ねをいたします。当排水機場は、乙部、末広、海岸地域一帯の排水を処理する重要な施設であることは言うまでもないわけでございます。第4次排水5ヵ年計画の中にもその整備が盛られておるところでございます。しかし、当排水機場は、御案内のとおり、昭和57年12月6日に所有権確認請求の訴訟が提起されまして、この所有権確定の結論が出るまで整備ができないのが現状でありました。しかし、平成3年12月の17日、最高裁の判決が出たわけでございます。当局は、今後の整備につきましてどのようにお考えになっておられるのか伺っておきたいと思います。 以上で私ども公明党議員団を代表しての壇上からの質問とさしていただきます。大変長くなりましたけれども、お許しをいただきまして、明快なる御答弁をお願い申し上げまして、壇上からの質問を終わりたいと思います。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。              〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 議案第43号の中での老人性白内障の眼内レンズ費用の助成費につきましては、今回各地方自治体等から大変これの保険適用の要望が強く出てまいりました経過の中から、ようやく厚生省においても保険適用ということでの対応がなされるようになりまして、今日までいろいろと御努力をしてこられました皆さん方に対しまして、心から敬意を表したいと思います。 そういう成果が得られたわけでございますので、私ども本年度当初予算で835万円計上さしていただいておるわけでございますが、これらにつきましては、今後の保険適用の状況等さらに実際の状況を十分調査し、検討をいたしまして、当初の趣旨に適合するようなこの種の助成が適当と認められるようなことがありますならば、これらの予算については、議会等にお諮り申し上げて、また福祉の向上に役立てたい、かように現在の時点では考えております。若干抽象的ではございますけれども、私どもとしてそういう方向での対応をしていこう、こういうことで、福祉政策の対応の中でひとつこの予算等についても考えてまいりたい、こう考えております。 次に、生活排水対策推進計画の策定につきましては、平成2年6月の水質汚濁防止法の一部改正によりまして、都道府県知事が指定する生活排水対策重点地域におきまして、これを区域に含む市町村が策定しなければならない、このようにされております。 このことから、三重県におきましては、岩田川の水質汚濁の主な要因が、生活系排水によるものであり、そのため、生活排水対策の実施を推進する緊急性が高いと認められることとして、津市内の下水道供用区域等を除く岩田川流域を生活排水対策重点地域に指定することとしていますことから、平成4年度におきまして、本市がこの重点地域の生活排水対策推進計画を策定しなければならないということになっております。 この生活排水対策推進計画の内容につきましては、同法で定められておりまして、生活排水対策の実施の推進に関する基本的方針、生活排水処理施設の整備に関する事項、生活排水対策に係る啓発に関する事項、その他生活排水対策の実施の推進に関し必要な事項とされておりまして、具体的には、既存計画との整合、対象水域の目標水質の設定、各種処理施設の選定、いわゆる台所対策等の普及などの啓発事業の進め方を定める計画でありますので、御了承賜りたいと思います。 さらに、生活排水対策推進計画の中の生活排水処理施設の整備に関する事項につきましては、下水道、農業集落排水施設、合併処理浄化槽などの生活排水処理施設を検討し、選定を行うものでありますことから、今後既存の下水道計画との整合を図りながら、関係各課との調整を行って、生活排水対策推進計画を策定したい、このように考えております。 したがいまして、そういう中におきまして、農村集落排水対策事業等もかねがね御要望もちょうだいしてまいってきておりますので、現行の諸法規の中から、可能な地域からでも取り上げていくように努力をしてまいりたい、かように考えております。 次に、にえざき・なぎさまちの問題につきまして、民間依存型ではなくって、公共でも考えるもの、しかも健全なものでひとつ考えていったらどうか、こういうふうな御所見だと存じます。したがいまして、私どもといたしましても、そういう点、御意見等十分踏まえまして、今後とも、現在いろいろと研究は民間も含めてしていただいておりますけれども、私どももさらにひとつそういう点についての研究努力を積み重ねて、より何と申しますか、計画を充実できるようにしていきたい、こう思っております。 港湾計画等におきましても、大変重要な要素であろう、こう認識をいたしておりますので、今後ともそういう努力を進めてまいりたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。 次に、長谷山レクリエーションエリアの問題につきましては、前段で御所見がございましたとおり、この話が出てまいりましてから相当な年月も経過をいたしておるわけでございまして、若干進め方が遅いのではないか、こういう御指摘をもちょうだいいたしました。まさにそのような感じもしないではないわけでございますが、しかし、幸いいろんな面で、ふるさと創生事業に対する国の施策等と合致するであろうというふうな状況になってまいりましたので、大変財源的には、ただいま自治省等で進めておりますふるさとづくり等の事業適用になろう、このように考えておりまして、若干そういう点では進めるのにやりやすくなってきたな、こういう感じはいたしております。しかし、さらに相当な面積の買収をしなければならない、こう思いますし、またいろいろな施策等を張りつけていく、こういうことになりますと、中央官庁における各省庁の中で、複合的にやはり補助対象事業になるようなものを導入していく、こういうことも必要であろう、こう考えておりますので、特に建設省あるいは文部省あるいは厚生省等々と十分ひとつ打診をいたしながら対処してまいりたい、こう存じております。 そこで、今後の進め方等について具体的な御質問もちょうだいいたしましたが、これらにつきましては担当からお答えさしていただきたい、かように考えます。 環境保全の問題につきまして、大変前進的な御意見等拝聴いたしまして、本市の環境行政につきまして、大変重要な事項であろう、こう存じますが、大変具体的に御指摘をもちょうだいいたしましたので、第1点の環境保全宣言都市ということにつきましては、今後十分研究課題とさしていただきまして、勉強をし検討してまいりたい、こう存じます。 次に、御指摘のとおり環境保全市民会議等設けたらどうか、こういう御所見でございますが、これらにつきましても、今後の研究課題とさしていただきます。さらに引き続き環境保全基金等の問題等をも御提示をいただきました。これらすべて、ひとつ今後の私どもの行政推進の場におきまして、どういう方式がより効果的であり、そして市民啓発につながるか等々十分踏んまえまして検討してまいりたい、かように存じます。 幸い、現在の時点におきましては、大気あるいは水質その他騒音はいろいろとあろうかと思いますけれども、騒音その他等々極めて劣悪である、こんなふうな環境ではなくて、比較的同規模の都市等における状況からするならば、まあまあ健全な方ではなかろうか、かように考えておりますけれども、今後とも環境部等独立をさせまして、いろいろ組織面における環境対策等をも充実してまいろう、こう考えておりますので、そういうような場における1つの大きな課題としてとらまえて進めてまいりたい、かように存じますので御了承いただきたいと思います。 以上、壇上からの私の答弁とさしていただきまして、残余は担当部長からそれぞれお答えをさしていただきたいと思います。終わります。             〔市民環境部長 山脇 實君 登壇〕 ◎市民環境部長(山脇實君) 津新町駅公共自転車置き場周辺放置自転車委託料について御質問をいただきました。お答えさせていただきます。 津新町駅公共自転車置き場周辺放置委託料につきまして、現在近鉄津新町駅周辺におきます自転車の誘導委託につきましては、同駅周辺の公共自転車駐車場の中で利用度の低い津新町駅北公共自転車駐車場への自転車利用者の誘導を目的といたしまして、津シルバー人材センターにその業務を委託しております。しかし、御指摘の津駅西及び江戸橋駅におきましては、現在利用者を誘導すべき自転車駐車場が十分に整備されておりませんので、誘導員の配置、誘導による効果が期待されない現状にございます。このことから、御指摘の津駅西側及び江戸橋駅につきましては、今後とも施設の整備充実を目指して、関係者との協議を深め、民間活力の導入についての施策も検討いたしてまいりたいと思います。 御提言の地下駐輪場の建設につきましては、財政的あるいは地権者との協議等諸問題を十分配意しつつ、検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 次に、土曜閉庁に伴う郵便局での専用ファクシミリの活用という点でございますが、郵便局でのファクシミリによる住民票の交付申請受け付けにつきましては、市町村の行政サービスの向上を図る目的で、平成4年1月に自治省行政局長より通達のあったところでございますが、この新たな住民基本台帳事務の執行方法であるファクシミリを利用した請求方法は、実際の導入に当たりまして、ファクシミリについては、市町村長が郵便局のロビーの一部の使用許可を得てみずからが設置するものであり、住民票の写しの交付に係る事務の一部を郵便局に委託するものではないこと、2番目といたしまして、市は専用ファクシミリを設置し、郵便局に設置したファクシミリとのみ通信できるよう必要な措置を講じること、3番目としまして、取り扱い対象となる住民票の写しは、本人または本人と同一世帯に属する者に限られること等、今御提言のありましたような定められた条件の中で、当市といたしましては、現在は支所が各地域に設置されておりますが、なお行政サービスの観点から、他市の動向を見きわめつつ研究してまいりたいと存じます。 住民票交付機の設置につきましては、最近のコンピュータ、ファクシミリ等のOA機器の発達及びその能力の向上は、地方公共団体の事務処理を大きく変革させつつあり、電気通信技術の発達と相まって、市区町村窓口サービスを向上させる技術的な可能性を生み出しておりますが、住民票自動交付機の設置につきましては可能ではありますが、交付機はコンピュータを使用するため、住民基本台帳システムのプログラムの見直し等を行わねばなりません。また、個人のプライバシーの保護の観点から、申請者の確認方法として、希望者には磁気カード等の発行を行わなければならないと思われますが、これに対する事務量の増大等をも考えられます。今後これら諸問題の解決に向けて、十分に研究してまいりたいと存じます。 なお、土、日、祝日においても職員を配置し運用管理を行えば、これは対応も可能でございますが、市民への住民サービスは向上いたしますが、労働時間の短縮の方向の中で、職員の勤務条件及び勤務体制等、解決しなければならない諸問題もございます。今後、他市の動向を見まして調査検討いたしてまいりたいと存じております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。             〔都市整備部長 家城隆一君 登壇〕 ◎都市整備部長(家城隆一君) 平成4年度の橋内東部地区土地区画整理事業啓発資料作成業務委託につきまして御質問いただきましたので、お答えいたします。 当地区につきましては、平成2年度に調査Aを実施し、基本構想の作成を行い、本年度は調査Bを実施し、縮尺500分の1の図面を作成する現況測量と、基本計画案の作成を行っております。御質問の平成4年度につきましては、パンフレット等を作成して、地区住民の方々へ土地区画整理事業の説明会を開催し、また住民の方々の意識調査をさせていただき、アンケート調査の結果を検討いたしまして、関連事業との整合を図るため、関係各課とも協議してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。            〔福祉保健部長 大河内徳松君 登壇〕
    ◎福祉保健部長(大河内徳松君) 津市住みよい福祉環境づくり推進指針の中から2点御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 まず、歩道と車道との段差をゼロにとの御質問でございますが、道路の構造上、水はけ等も考えた上で、段差は、道路構造令の取り扱いの中でも、2センチが標準とされております。これを受けましての津市住みよい福祉環境づくり推進指針でございまして、2センチ以下ということに定めさせていただいておるところでございます。しかし、実際に施工する面で、道路管理上必要最小限にしていただくように、関係部局とも十分今後詰めてまいりたいというふうに考えております。よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。 次に、交差点に目の不自由な人のための音の出る信号機をとの御質問でございますが、特に視覚障害者が多く御利用なさいますふれあい会館の建設時でございますけど、国道23号岩田橋派出所前の信号機に、視覚障害者のための音の出る信号を関係機関と関係団体協議の上で設置させていただいているところでございますが、現在でありますが、既に設置されている場所としましては、市内に11ヵ所ほどございますが、今後利用者の頻度等を十分考慮しまして、必要と思われる箇所につきましては、障害者団体の御意見及び関係機関とさらに協議の上、音の出る信号機の設置につきまして要望をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、国民健康カードの導入についての御質問にお答えいたします。まず、国民健康カードについて、県からの打診があったかということでございますが、厚生省からのモデル市町村に対します公報の有無についての照会は、県の方へは事務連絡としてあったようでございますが、県内の市町村には、各保健所から通知される模様でございまして、現在のところ本市の方に問い合わせは来ておりません。 御提言いただきましたとおり、健康カードの入力されましたデータによりまして、生涯にわたる健康管理面はもちろんのこと、交通事故等により手術など緊急を要する治療行為を必要とされる場合は、健康カードを携帯しておみえになれば、検査に関する手間が省かれまして、早期治療が可能となることなど効果があるものと思われます。 そこで、健康カードの導入を図るためには、その方のプライバシーの問題や住民の健診記録の整備、一元化が前提であろうかと存じます。しかしながら、住民がそれぞれ医療機関での健診、職場での健診、行政機関での健診等健診機関や健診項目等が異なっておりますことから、情報収集や整備に相当の期間と日時を要するものと思われます。したがいまして、本市の取り組みといたしましては、今後整備の一元化を図る場合、庁内で組織されております津市OA化推進委員会等協議を図りつつ、行政機関が実施した健診記録など可能なものから段階的に整備を図っていくことになろうかと存じます。しかし、財政面あるいは体制面におきまして問題点が生じてまいりますので、庁内的にも十分協議をしていく必要がございますのと同時に、先進地の状況等についても調査研究を行うとともに、国県の動向を十分見きわめつつ、医師会等の関係機関とも十分連絡調整を図るなど、検討を進めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解のほどをお願いいたします。 最後に付き添い看護料の助成をとの御質問にお答えいたします。現在老人の付き添い看護料につきましては、基準看護以外の医療機関で医師の同意により特別に看護担当者をつけた場合、医療費として現金給付させていただいております。その給付基準額でありますが、国立病院における看護婦の初任給等を勘案いたしまして、国が定めております。通常1人付き添い看護で1日当たり通いで3,610円、泊まりで4,458円となっているのが現状であります。しかし、家政婦協会等に付き添い看護を依頼いたしますと、普通1日当たり1万円余りがかかり、その差額分は被保険者の負担となっておりまして、御家族の負担が大変であることは認識させていただいておるところであります。 特に老人医療におきます付き添い看護の問題につきましては、国の審議会においても、経済的負担が大きいということのほか、看護、介護は本来病院のサービス、チーム医療の一環として供給されるべきであるとの意見もありまして、今後国等関係機関に対しまして、看護料の支給基準の改善を要請してまいりたいと思っております。本市といたしましては、御質問いただきました付き添い看護料の助成につきまして、他市の状況等も十分参考に調査研究させていただきたいというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。             〔市長公室長 藤波津三君 登壇〕 ◎市長公室長(藤波津三君) 土木費の都市計画の土地区画整理事業の委託料にかかわりまして、予算とのかかわりはございませんですけれども、事業とのかかわりの方で、私の方から御説明を申し上げたいと思います。お許しをいただきたいと思います。 先ほどもお話がございましたように、なぎさまちプランと橋内東部の土地区画整理事業との関係につきましては、アクセス道路の整備時期が大いに関係するということは当然でございます。アクセス道路といたしましては、津港跡部線、安東贄崎線のほか、仮称鈴津道路がその主要なものでございまして、いずれも土地区画整理事業により整備をするという場合は、従来からの例によりますと、相当の時間を要するというふうに考えております。したがいまして、これらアクセス道路が、なぎさまちプランとの整合によりまして早期に事業化できますよう、その手法や効果的な財源の導入方法等も含めまして検討を行う必要があるものと考えておりまして、今後とも関係する部門はもとより、国県との十分協議をしてまいりたい、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 続きまして、長谷山レクリエーションエリアにかかわりまして、基本的なことにつきましては市長の方から御答弁を申し上げました。それで今後の対応ということで、地元対応ということに相なろうかと思いますけれども、昨年の10月に全員協議会へ同エリアの整備計画を御報告をさせていただきました。その後、地元の自治会長さんあるいは連合会長さんに対しまして、私どもの整備の内容等計画につきまして御説明を申し上げ、また計画の推進に当たりましての御理解、御協力についてお願いに上がったわけでございます。 また、その際におきまして、一部地元からも、協議会的な窓口をつくりまして、津市としての交渉に当たっていかなくてはと、こんなようなありがたいお言葉もいただきまして、私どもといたしまして、できればそういうような形で地元の御協力がいただければ、こういうふうに考えておりまして、今後とも地元の皆様方と十分連絡をとりまして、この事業の推進に当たってまいりたい、かように考えるものでございます。 なお、今後のスケジュールでございますが、用地測量の結果を踏まえまして、エリアの確定、あと全体的な基本設計を行いまして、都市計画決定、国庫補助等の事業計画への事業認可等を進めてまいりたい、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 それから次に、コミュニティ整備の関係につきまして御質問をいただきました。そこで、具体的なスケジュール、こういうふうなお尋ねでございます。具体的なコミュニティ施設の体系的な整備につきましては、公共施設あるいは地域の集会所等も含めまして、地域活動の拠点となるコミュニティ施設の適正配置について整備計画を策定するものでございますが、若干計画との間に基本的な考え方の中にずれができておるというような、実際的な施設との間にずれができておるではないか、こういうような御指摘もいただいたわけでございますが、津市コミュニティ研究会におきまして、そこらにつきましても整理を進めまして、現在研究を進めておるところでございます。 そこで、スケジュールでございますが、担当課の原案といたしましては、既に作成を終わっておりまして、今後庁内での研究会におきまして、さらに精査をしてまいりたいというふうに考えておるものでございます。 それから、それに伴いまして、駅西地域の関係でございますが、この問題につきましても再三地元の議員さんからも御要望賜っておりまして、先ほど申し上げました計画の位置づけ等を踏まえまして、用地の確保等を今後研究をしてまいりたい、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。             〔建設部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎建設部長(小河俊昭君) 御質問の橋内東部地区土地区画整理事業と、立町・大門町再開発事業との関連について御答弁申し上げます。立町・大門町再開発事業は、本市の中心商業拠点地区として、都市空間あるいは商業環境の改善整備を図り、潤いとにぎわいを確保するための事業でございます。当該地区は、橋内東部地区土地区画整理事業区域及び津にえざき・なぎさまちプランとは東西に連なる位置関係にあり、津港跡部線の延長により、直線的につなぐことによりまして、自動車あるいは歩行者の動線を確保し、地区相互の都市機能の協調により、橋内東部地区の活性化にもつながり、共存共栄できるものであると考えております。このことから、関係各課とも連絡を密にして、事業化に向け努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解をお願いいたします。 次に、都市計画道路下部田垂水線の延伸部分につきましては、南郊地域と市中心部を結ぶ主要幹線道路であり、国道165号と国道23号が短絡される道路として重要な骨格路線であり、潮見ヶ丘団地より南へ市道垂水城山線三差路のガソリンスタンドまでの間を事業認可延長1,285メートル、幅員20メートルで、平成3年10月18日に事業認可を受け、地元説明を4ブロックに分け事業の内容の説明を行い、地権者に事業の御協力をお願いしてきたところであります。平成3年度に一部用地買収に入っております。今後も国県の動向を見ながら、用地買収に鋭意努力してまいりたいと考えております。 なお、事業の完了予定は、平成9年度をめどに努力してまいりたいと思います。 また、御指摘の箇所につきましては、老朽化も著しく、整備が必要な路線でありますが、都市計画路線でもありますことから、基本的には国庫補助事業で対応すべきであると考えておりますが、街路整備の事業量も多く、相当な年月を要することから、これ以上放置できない状況でありますため、当路線の整備につきましては、関係部局と協議を進め対応していきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。            〔産業労働部長 出口 脩君 登壇〕 ◎産業労働部長(出口脩君) 中小企業勤労者福祉制度につきましてお答えを申し上げます。 中小企業勤労者福祉制度につきましては、中小企業と大企業間の雇用労働条件の格差を是正して、中小企業での雇用の安定を図るために、中小企業の事業主が単独では実施できない福利厚生事業につきまして、市町村単位に、共同化によるスケールメリットを出して、福祉事業を推進しようとするものでございますが、本市におきましては、平成3年7月に市内の中小企業における勤労者福祉共済制度の意向調査を行いました結果、187事業所から前向きの回答を得ておりまして、平成4年度から中小企業勤労者福祉制度を確立するための諸準備を進めていこうとするものでございます。 そこで、事業の内容といたしましては、中小企業勤労者の親睦、交流を図るため、レクリエーション事業であるとか、各種スポーツ大会の実施、あるいは勤労者の生活資金融資共済給付事業など、ソフト面の諸施策を実施いたしまして、勤労者福祉の充実を図ってまいりたいと考えております。 今後のスケジュールといたしましては、関係各課との協議を進めるとともに、中小企業の代表者、勤労者の代表者などによりまして、準備委員会を発足させまして、共済制度や事業内容の所要の検討を行い、早い時期に実施に向けて努力をしてまいりたいと存じます。 また、勤労青少年ホームの建てかえにつきましては、たびたび御意見もちょうだいをいたしておりますし、また我々も早期に建てかえる時期に来ておると存じておるわけでございますが、ハード面におきます勤労者福祉センター諸施設との複合施設として建設をいたしたい、このようなことも考えておりまして、候補地を現在選定しておるところでございます。いましばらくの猶予をいただきたいと思います。              〔教育長 田岡草生君 登壇〕 ◎教育長(田岡草生君) 登校拒否問題解決のための適応指導教室の問題についてお答え申し上げます。 まずその内容ということでございますが、これは第1点に、国の施策の一環でございまして、2名の教員を配置されまして、実際の運営は市町村の教育研究所が当たる、こういうことでございます。ただし、その2番目の内容といたしましては、およそ2年間、出席日数240日前後でございますが、そのうち50日以上欠席した子供。もちろんこの50日といいますと、病気とかけがとか、そういったものは除きます。そういったことも対象にしてまいります。3番目に、なるべく学校以外の場所の特別な場所へ集めて、そしてそういった指導を行うということが、3番目の大きな内容でございます。ただ、教育研究所が学校以外の離れたところであるところは、その教育研究所内部の部屋というわけでございますが、津市としては、西橋内中学校に教育研究所がございますので、別途の場所を設けたわけでございます。 そこで、学校現場との連携という点でございますが、確かに一生懸命に今ずっとやってくだすっている担任の先生もございます。そういった意味におきまして、学校の担任の方あるいは学校から、実際にこの子供は登校拒否の教室でお願いしたいと申し出る場合と、いや僕とこはこれは僕とこで責任持ってやりますという場合と、2通りに分けられてくるだろうと思うんですが、何しろ全市的に散らばっている現段階では、50日以上といいますと、28名の児童生徒でございます。全市的に散らばっているだけに、最初の段階では何度も何度も家庭訪しなきゃいけない。そうなりますと、一度にこれを集めることというのは、大体ほかの地域におきましても半年なり1年かかっております。その最初の年度は、家庭訪問に終始しております。なかなか集まってくれない。相当この2人の先生は苦労が要るわけでございます。ですから、担任と十分連携をとりながら、任された場合、こちらが主体的な行動をとりながらも、担任の方にも情報を流すと。相連携努め合ってその成果を期待していきたいと思っております。よろしく御理解のほどお願いいたします。             〔財務部長 米本俊雄君 登壇〕 ◎財務部長(米本俊雄君) ローカウンターの庁内の増設につきまして、今後の計画について御質問いただきましたので、お答えしたいと存じます。 第3次津市総合計画における後期基本計画の推進を踏まえまして、福祉の観点から、津市住みよい福祉環境づくり推進指針の趣旨に基づきまして、障害者の皆様方が御利用しやすいよう、庁内の施設の一部について、改修計画を検討いたしているところでございます。現在、市庁舎には、正面北側玄関にスロープ、1階フロアに誘導用点字ブロック、一部ローカウンター、車いす用便所、正面階段右側に手すりなどを設置させていただいております。また、本年度は障害者対策工事といたしまして、エレベーターの改修工事をいたしております。平成4年度につきましては、住民の利用が多い課を対象に、当初予算に、地域福祉推進特別対策事業を活用いたしまして、福祉課、保健課、戸籍住民課、課税課などにローカウンター及び正面階段左側に手すりの設置工事費を計上させていただき、御審議をお願いしているところでございますので、よろしくお願いしたいと存じます。 なお、今後の取り組みといたしましては、設置状況等を踏まえまして、関係各課と協議を行いまして、段階的に検討してまいりたいと思いますので、よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。 以上でございます。             〔下水道部長 福森 操君 登壇〕 ◎下水道部長(福森操君) 乙部排水機場の今後の整備についてという御質問でございます。 乙部地区の排水対策につきましては、以前より大変御心配をおかけしてまいりましたが、当地区の排水対策の基幹施設でもございますし、また排水機場及び遊水池は、昭和57年より係争となりましたため、今日までは暫定改良等にて対処してまいりましたところ、残念ながら既に御案内のとおり、昨年末、最高裁判所におきまして所有権が確認されたわけでございます。市といたしましても、御存じのごとく、当該地は乙部地区の雨水計画を充実していく上でも、最も重要な位置づけがなされているわけでございまして、その裁判の結果を十分に尊重いたしまして、地権者の方々と、用地確保等に向けまして誠意をもって協議を進めております。今後も引き続き関係部局とも連携を図りながら、早期に解決に向けて努力してまいりたいと考えております。 また、用地確保の目途が立ちましたならば、基本計画に基づきまして、排水機場並びに幹線水路の整備に向け、具体的な検討を進めてまいる所存でございますので、格段の御理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。よろしくお願いします。 ◆6番(梅崎保昭君) 一通りの御答弁をいただきましたので、順次整理をしてまいりたいと思います。 まず、御質問させていただいた順番で整理をさしていただきますが、議案第43号の公共自転車置き場の放置の誘導の関係でございますけれども、そういうふうな形で新町の方は誘導する場所がある、そういうことで効果がある、こういう御答弁でございますが、大変神経質な言い方ですけども、津駅、江戸橋駅も見るに忍びない。こういう現状は私ども議員と当局ということではなくて、だれが見てもそのとおりだろう、こういうふうに思うわけです。いろいろ御努力をいただいておるのはわかるんですけれども、やはり何らかの結果を出さなければ、大人の議論にはならない、こういうふうに申し上げたいところなんです。 私どもいろいろ方法はないかというふうに、視察に行ったりいろいろ研究もしてみるんですけれども、当局の御努力の中で苦慮してみえるということはわかるんですが、やはり何とかしなければならない。利用者のモラルの問題は当然問われなければならないんですけれども、それだけではどうしようもない現状であるということは、言うまでもないと思うわけです。誘導する人を委託してはどうかということにかかわって御質問をいたしましたけれども、それにかわる何らかの対応というものをぜひお願いしておきたいと思います。 地下駐輪場の建設については、我々素人でもえらいこと金かかるやないかというふうなことはわかるわけですけれども、やはりそういう総合計画的な中で、何らかの形で複合的に活用できる方法で実現できないか、こういうふうな考え方を持っておるわけでございますけれども、津駅東の方面、西の方面の整備の中で位置づけができないものだろうか。この辺のところのひとつ御所見を踏み込んだ形で、壇上からはそういうお尋ねの仕方しませんでしたけれども、その辺のところをちょっと御所見を伺っておきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 それから老人性の白内障の眼内レンズの関係ですけれども、福祉の向上に何とか有効な形で活用できないか模索をしてみる、こういう御答弁でございました。ひとつそういう方向でぜひとも御検討いただきたいと思うんですけれども、大体予算の中から御質問申し上げましたんですけれども、835万に対してどの程度減るというふうに感じておられるか、その点だけ1点お願いしたいと思います。 それから生活排水対策の推進計画の策定委託料でございますが、内容的にはよくわかりました。あとの都市宣言のところで御質問申し上げたことと関連いたすわけでございますけれども、ここでせっかくこういうふうな、岩田川に限ってですけれども、推進計画策定をいたすわけでございますので、これを生かして、後で御質問申し上げました都市宣言とか、市民会議とか、基金の創設とか、そういう方向まで発展的に進めていけるような資料がここでつくり上げられるなら、こういうふうに思うわけでございますけれども、そういうような最終的に資料というものが方向的に出てくるものなのか。都市宣言がどうとかいう意味ではなくて、そういうような内容のものの言うたら資料が最終的にはでき上がるものなのか。参考にさしていただいて、見解の相違がいろいろあれば別としても、そういうようなことでの参考にできるものなのかということをちょっとお伺いしておきたいというふうに思います。ちょっと御質問の仕方がよくわかるかどうか、私も申しわけないんですが、うまく言えませんけれども、意のあるところをお酌みいただいて御答弁をいただきたいと思います。 橋内東部の土地区画整理事業関係ですけれども、御答弁にありましたように、当然なぎさまちの後背地としての重要性、またさらにはこちらの市街地との関連性、重要にとらまえておるというふうな御答弁でございますので、その辺のところひとつ配慮いただいてお進めていただきたいと思います。 次に、施政方針のにえざき・なぎさまちプランにつきまして、やはり600万という入り込み客を想定するについては、神経が細かいかわかりませんけども、大変心配のあるところでございます。そういったことも含めて努力する、こういうふうなお話でございますけれども、ぜひともひとつ、失敗は許されないという気持ちで私たちも見ておりますので、その辺のところをよろしくお願いしたいと思います。 長谷山レクリエーションエリアの関係でございますが、地元の地権者の方々、大筋としてはやはり進めてもらいたい、また協力せないかんだろうという考え方を持っておられるということを私も日ごろのお話の中からお聞きしておりますけども、ただ1つ、後段でお尋ねしたんですけれども、歴史郷土資料館を建設するについては、箱物も建てなければならない。用地測量をやっていかなければならない。うまく説明できないかわからんですけれども、その辺の教育委員会サイドの建設計画とスケジュールと、この長谷山のレクリエーションエリアのスケジュールと、うまく合うんかどうか、スケジュール的に。その辺のところが少しあいまいではないか、こんな感じがします。その辺のところをひとつ御所見を伺いたいと思うんですけれども、少しこれからいきますと、やはり用地の測量についても、実務的に大変作業も苦労されると思うんですね。相当地権者多いと思います。そういった意味で、非常に難儀をされるんではないかというふうに思うんですけれども、そういった意味で、ひとつその辺のところのスケジュール的なかみ合いといいますか、その辺のところもう一度、少し詳しくできれば教えておいていただきたい、こんなふうに思います。 歩道と車道との段差をゼロにということで、部長御答弁いただいたんですけれども、壇上でもお話ししましたように、指針に基づいて整備をしていただいておるというのは、理解しての前提での御質問さしていただいたわけでございます。それでなおかつ、やはり障害を持つ方々、またお年寄りが乳母車というんですか、あれを引いて歩かれるそういう実態の中から、やはりこれではこけそうだとか、ちょっと通りにくいとかいうような話を聞くわけです。そういった点についてひとつ一歩踏み込んでほしいな、こういう感じですけれども、これはほかの都市でも実際にもう行われておりますし、技術的にも無理はない、こういうふうに私ども思いますけれども、その辺のところで御検討をお願いしたいというふうに要望しておきたいと思います。 この項で1つお聞きしたいんですけれども、具体的に中央公民館のところの交差点と、それから市役所のところの交差点に、市内各所はたくさんあろうと思うんですけれども、やはり我々として、市会議員としての立場で、日常歩いておりますと、その辺のところに障害者の方々よく利用されてみえるような感じがいたしますので、その辺のところはどうか、必要性をどう考えておられるのかということを御答弁いただきたいと思いますので、その辺はひとつよろしくお願いします。 それから下部田垂水線の延伸部分の整備計画ですが、大変積極的に進めていただいておる、そしてまたさらに延伸部分の完成がなければ、今までの効果もパーフェクトに出ないという御理解をいただいておるということで、私も受けとめておりますけれども、後段でお尋ねいたしました自動車学校の西側部分ですか、大変傷んでおるということは率直にお認めいただいて、整備するというふうに、当面の課題としてそれをまたずに整備するということで、こちらとしては理解をさしていただいてよいのかどうか。その辺のところだけちょっと確認をしておきたい、こんなふうに思います。 それから次の仮称中小企業勤労者福祉サービスセンターの設立の関係ですけれども、壇上で申し上げましたように、大変積極的に進めていただきたいということを申し上げたわけでございますが、勤労青少年ホームは、どなたも御承知のように大変な建物であり、当局としても、あんなもんではあかんという御理解をいただいておるわけですけれども、これについて、サービスセンターとの同居というんですか、同じ建物でというような感じで土地を探しておるというふうに御答弁いただいたんですが、これについては、当初は、私もちょっと聞き取りさしていただいた時点では、箱物については考えておられないのではないかなというふうに受けとめたんですけれども、やはり箱物をつくって、またハード面、ソフト面両面からこういう制度を充実していくんだ、こういう受けとめ方で理解していいのかどうか。その辺の点だけちょっと確認をしておきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 コミュニティ施設整備計画の内容はよくわかりました。嫌らしい言い方もしまして申しわけなかったんですけれども、箱物ができて大変私たちも役に立っておるという部分もありますので、それなりにその辺は評価しますけれども、ぜひともひとつ早く策定していただきたいというのと、やはり駅西地域は、もう土地もどんどん値上がりしておりますし、俗に言う一等地でありますので、用地の確保をという御答弁でございましたけれども、これは一口に大変だと思うんです。そういった意味では、それこそ大至急検討を願いたいというのが率直な感じですけれども、御所見を伺ったということで、きょうのところはおいておきたいと思います。 次の教育方針の登校拒否問題の解決の適応指導教室、壇上でもお話ししましたように、先生が大変一生懸命頑張っておられる。しかしながら、今お話がございましたように28名程度、不幸にも見えるということに対して、2人の先生が最初は家庭訪問からかかるんだろうというふうにおっしゃられたわけですけれども、私聞き取りの段階でもお話ししたんですけれども、やはり先生の中にも、本当に受験時期にでも、ちょっと家の近くへ来たからなということで、勉強しとるか、この一声をかけておる若い先生方も現実におられる。その姿に子供は感動して、非常に先生にこたえなあかんというて頑張っておるというような先生も現実におられるし、こういうのはなかなか表面に上がってこないというような部分で、やはりそういう意味で、どう申し上げていいんかちょっとうまく言えないんですけれども、まだまだ自分でという、そういうセクト的な、変な言い方ですが、そういうような形で、もっと早くにこちらへ相談に来ればこうだったとかいうような、そういうものもあれはないんだろうかという感じ、素人的にするわけですね。その辺のところは技術面、これからの実施面でいろいろ苦労されて乗り越えていかれるんだろうというふうに理解はいたすわけですけれども、連携をひとつ密にとっていただいて成果を上げていただきたいことをお願いしておきたいと思います。 それから保険医療カードの導入につきまして、これは率直に申し上げて専門家の方々は、もっと早くからこのことはお聞きになっておられるというふうに思います。国が実施の方向でやはり内部的にいろいろと検討しておるという実態でございますので、本会議では、きょうここ私初めてでございますけれども、やはり専門家の方々は、そういう専門的な会合の中でお話が出ておったと私は思うわけです。そういう意味ではもう少し具体的に、進めるにしても、いま一にしても、具体的な内容的なものが聞かしていただけるんかなというふうに感じておったわけでございますけれども、率直に申し上げてこれからというような感じがいたします。これは保健サイド1ヵ所だけでできる問題ではございませんけれども、これにつきましては、政府もそういう方向で動いておるという観点から、ひとつOA化の問題にもかかわりますので、ここで市長さんの御所見もちょっと伺っておけたら、こういうふうに思いますので、よろしくお願いします。 それから市役所の土曜閉庁に関連する問題ですけれども、これも新しい御提案ですので、すべてが研究するということで、研究ということはどういうのかちょっとよく率直に申し上げてわからないわけですけれども、市役所がやはり土曜閉庁することによって、職員の方々の労働条件、こういったものは、御答弁の趣旨はよくわかりますけれども、やはり住民票というのは急に要るというような場合も出てきます。近い将来、完全週休2日制への移行が恐らく出てくるだろうというふうに思いますし、そういった意味で今から前向きに検討いただくというふうなことをぜひともお願いしたいと思います。 それから続きましてローカウンターの増設のことでございますが、これは積極的に進めていただいて、これからも今御答弁いただいたことでございますが、ただ1つ、教育関係の箇所ですね。その辺のところへのローカウンター、これは見ておりますと、必要なところがあるように私も感ずるわけですけれども、これはどちらで御答弁いただけるんかわかりませんが、その辺のところへぜひともひとつ御検討いただきたい、こんなふうに思うんですが、御所見お伺いしておきたいと思います。 続きまして、環境保全に対する具体的な対策の関係でございますが、これも御提案申し上げておきます。市長さんの御答弁の中に、現在は非常にある程度良好な状態にあるということで御答弁いただきました。ある意味で私もありがたいと思いますし、そういう部分もあるかと思いますけれども、やはり今から御検討いただくのがいいんではなかろうか、こんなふうに思いますし、先ほどの生活排水対策推進計画策定委託料、この関係でもちょっとお尋ねしましたけれども、そういう意味でそういう方向へ大きく全市的にとらまえ、全市民を巻き込んだ形でのこれからの環境対策、これがどうしても必要になってきた時期ではなかろうか、そんなふうに思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 それから付き添い看護料につきましては、余り乗り気でないような御答弁であったように思いますけれども、ひとつ、大変現状としては、差額に対して苦労しておられるということは認識いただいておるというふうに私も思いますので、御検討いただきたいことを要望しておきたいと思います。 乙部第1・第2排水機場の整備の関係でございますが、用地確保に向けて努力をする、さらには整備の方向で検討を進めていく、こういうふうに理解さしていただいたんですが、ぜひともひとつ地域の皆さんとしては、やはり今までにそういう形で整備は裁判があるからできないんだ、こういうふうに理解をしておられる方が多数見えると思いますし、またそれでなくても、あの地域に対しては、周知のとおり排水対策に対しては大変敏感なところでありますので、ぜひ具体的に進めていただきたい、こんなふうに思います。 また細かいことあれば、建設委員会でも教えていただきたいと思いますので、時間の関係でお尋ねするのはおいておきたい。 若干再答弁をお願い申し上げましたけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(岡村初博君) 白内障にかかわりましての再質問でございますが、例えば特殊眼鏡やコンタクトレンズについて保険対象外でありますならば、この部分について事業を継続していきたい、こう思いますし、他の老人福祉制度との整合も図りながら考えていきたい、こう思いますので、御了承いただきたいと思います。 次の生活排水対策推進計画策定委託にかかわっての御質問は、担当部長からお答えをさせていただきます。 それから長谷山レクリエーションについても、担当部からお答えいたします。 特に私にということで、健康医療カードの導入についてどう考えておるかということで御質問をいただいたわけでございます。壇上で部長が申し上げましたように、大変いろんな調整を必要とする事業であろうかと思っております。確かにそれぞれの人がみずからの健康について十分熟知をし、そしてそれがそういう形でのカードの中で収録されており、それがすぐどこへ行きましても活用できるということについては、大変便利であり、健康保持上、大変重要であろうとは思いますが、また逆にこれを画一的にするということにつきましては、プライバシーの問題が出てまいったり、いろんな問題がそれによって派生してくることも懸念をされます。したがいまして、もしそれを進めるということに相なりますならば、これは市が保険者になっております国民健康保険の中で、しかもその被保険者の中で希望者に限る、こういうふうなことからスタートをまずしていくべきであって、画一的に推し進めるということについては、いろんな問題点が私はあるのではないかな、かように考えます。 どういう方向で国が考えてまいりますか、今後の課題でございますから、したがって今確定的なことではございませんけれども、いろいろと国民背番号問題とか、いろいろなことが言われてきた時代もありまして、それら等との中身とそう変わらなくなってくるとなると、これまた大変な問題になるわけですから、純粋に極めて素直に健康保持という観点だけならば、極めて理想に近いんじゃないかなと思いますけれども、それぞれまたそれをいろんなところへ使うと、また問題が起きたということが出てくる懸念が十分あろう、私はこう思っておりますので、現在の時点ではそんな考えです。これはどこも実施してないんですから、まだ考えの一端を申し上げただけですので、国の方の対応によっては、またどのように私どもとして対応していくか、研究をしていく必要がある、こう思っております。 残余は担当からお答えします。 ◎市民環境部長(山脇實君) 駐輪場の件につきましては、津駅の西の公園の地下なんかも考えておったんですが、これも樹木の保存等困難な面もございますが、今のとこ、津駅西のロータリー部分に地下ができないか、こういうことを検討してまいっておるような次第でございます。 それから生活排水対策推進計画策定事業の一環といたしまして、市民ぐるみの生活排水対策連絡協議会、このようなものの設置を考えております。今後におきましても、御提言の趣旨を踏まえまして鋭意努力してまいりたい、かように考えております。 ◎市長公室長(藤波津三君) 長谷山レクリエーションエリアの整備推進ということでございますが、現在庁内におきまして、私どもエリアの整備推進連絡会議を設置をいたしまして、そのもとに総合調整部会、それから公園調整部会、それから歴史郷土資料館整備調整会議、このような組織をもちまして、今後これらの事務を進めてまいりたい、そういう中で調整をとっていくということで考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ◎福祉保健部長(大河内徳松君) 音の出る信号機についてでございますが、間違いであれば私大変失礼でございますけど、市役所のこの東側の法務局へ渡る信号機のことをお指しのことでございますならば、これは既についておりますので、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。 それから公民館の交差点については、確かにお通りになられる方、非常に多うございますので、壇上でお答えいたしましたように、関係機関と十分協議してつけてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ◎建設部長(小河俊昭君) 自動車学校西の道路整備事業についての御質問でございますが、先ほども壇上から答弁さしていただきましたように、基本的には国庫補助の街路事業で対応すべきである、このように考えております。しかし、他の補助事業のいろいろなメニューの中で取り組むことも含めまして、整備でき得る方向で検討していきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎産業労働部長(出口脩君) 勤労者福祉制度の中で、今箱物もということでございますが、例えば雇用促進事業団によります勤労者総合福祉施設ということで、既に松阪なり四日市なりがそういった青少年ホームとの複合的な施設をつくっておりますので、そういった形でまとめていきたい、このようなことでございます。 ◎財務部長(米本俊雄君) ローカウンターの増設の関係でございますが、場所とかまた位置の関係もございますので、一遍教育委員会と十分協議を進めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆6番(梅崎保昭君) 一通りの御答弁をいただきました。時間の関係もございますので、この辺でおきたいと思いますけれども、ひとつ私どもの考え方の一端もお考えいただきまして、行政の推進に努めていただきますように、よろしくお願い申し上げます。まだちょっと若干異論のあるところもあるんですけれども、以上で終わらせていただきます。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 暫時休憩いたします。     午後2時54分休憩     午後3時11分再開 ○副議長(中村治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総体質問を続行いたします。3番佐藤岑夫君。              〔3番 佐藤岑夫君 登壇〕 ◆3番(佐藤岑夫君) 大変お疲れのところ恐縮ですが、よろしくおつき合いお願いいたします。 私は、日本共産党議員団を代表して、市長並びに関係当局の皆さんに質問をいたします。的確な御答弁を期待して、早速質問に入ります。 まず、施政方針に触れて質問します。 前総務部長の汚職事件は、本市にとって近来最も深刻な事件でありました。前総務部長の有罪が確定に至っていない時期とはいえ、贈賄側の2件、2人の有罪が確定し、しかも前総務部長が起訴事実を全面的に認める供述を公判廷の最終陳述で行ったことは、市長も報告を受けておられるだろうと思います。今次議会に提案されている機構改革案は、当然汚職事件に対する反省に基づいたものと思っていたのですが、意外なことに、施政方針では、汚職事件については一言も触れられませんでした。いかなる理由からでありましょうか。 あわせて、機構改革案に伴う要員配置案がいまだに明らかにされていません。4月1日付の異動を考えれば、当然今の時点で明らかにすべきでありますし、今次機構改革が具体的にどのような効果を生むかを検討するためにも、その具体的な内容を明らかにすることは、ぜひとも必要であります。要員配置の構想を明らかにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、御答弁をよろしくお願いいたします。 次に、情勢認識の問題について。国際情勢が激動していることについては、だれしもほぼ一致するところでありますが、国内情勢についてはいかがでありましょうか。市長は、いわゆるバブル経済の崩壊とともに、長く続いてきた景気の拡大にも陰りが見え始めた、こういうふうに概括的な情勢認識を述べておられます。市長が施政方針演説において、109年以上前にカール・マルクスの用いた科学的社会主義の用語を引用されたことは、御同慶の至りですが、それならば、何ゆえバブル経済の崩壊によって今後予想される経済状態の悪化と、それに伴う市民生活への影響に対処する方針を同時に立てられなかったのか。以下伺ってまいります。 多額の資金を要する大型プロジェクトは、この際大きく見直すべきだと考えます。特に第三セクター方式を導入することを前提とするにえざき・なぎさまちプランについて言えば、バブルの崩壊した今、成算ありとは到底言えないのではないでしょうか。 リゾート法適用第1号ともてはやされた鳥羽の小浜開発は、バブルの崩壊を理由に大手企業7社が撤退して、暗礁に乗り上げました。今年度投じた3億7,500万円が鳥羽市民に戻ってくる保証はありません。新聞報道によれば、鳥羽市観光協会の原田会長が、経済情勢を考えれば今回の決定は仕方ない、ただし、単に計画を先延ばしするだけでなく、計画再開時には、地域開発の理念をよく踏まえるべきだ、今出ている見直し案では、地域が望むような開発になっていないと、参考にすべき意見を述べています。熊野の大崎半島のリゾート開発からも、三井不動産建設や南海電鉄などが手を引き、用地費の借入金8億3,437万円を熊野市は一般会計で穴埋めすると報道されています。 3月5日には、衆議院土地問題特別委員会で、日本共産党の佐藤祐弘議員の質問に答えて国土庁長官が、リゾート法に基づくリゾート計画を見直すと述べています。もはや市長の言われるような陰りが見え始めたという程度の認識では対処できないところまで来ているのではないでしょうか。この点についての市長のお考えを伺うものであります。 なお、にえざき・なぎさまちプランについては、後で改めて具体的に論じたいと思います。 次に、昨年固定資産税の見直し時期に当たって、私たちは、見直し増税をすべきではないと本会議でも要求しました。土地は値下がりしないという神話は崩壊しつつあります。しかも、バブルの膨張によって同時に膨れ上がった土地の評価額は、名目上の価格算定であって、そこに家を建てて住んでいる人には、いかなる価値の増大ももたらさなかったのです。バブル経済の崩壊を言われるのなら、単なるまくら言葉として引用されるのでなく、この言葉の意味するところに従って、経済の変動に対処して、市民生活を守る立場に立つべきでしょう。端的に伺いますが、固定資産税が高過ぎるという市民の声にどう答えられますか。 消費税について。市長は、施政方針で消費税についても一言も言及されませんでした。改めてお考えを伺うものであります。最近、大蔵省が、総務庁の家計調査をもとに、所得階層別の税負担を推計し、予算委員会に提出しました。それによると、消費税やその他の間接税と、所得税、住民税などの直接税を合わせた1989年、つまり消費税を導入した年の税負担額は、年収290万円の世帯で19万5,000円、その前年と比べて31%も増加しています。年収530万円の世帯は同16%増、年収840万円で同10%の増税。減税となったのは、収入が1,000万円を超える世帯だけです。消費税を導入する前に政府は、所得税減税をあわせて行うから増税にならないと宣伝しましたが、収入1,000万円以下の90%の国民にうそをついたことになります。そしてこれに追随して、水道料金や駐車場料金など市民生活に大きな影響を及ぼす公共料金に消費税を賦課した当局の責任は重大です。直ちに公共料金に賦課した消費税を廃止するように求めます。 あわせて、ここで今議会に上程されている議案第15号津市と畜場の設置及び管理に関する条例の一部の改正と、その予算について言及しておきます。今回、大幅な料金値上げが図られていますが、その中に、内税方式で消費税額が含まれています。使用料収入は、予算書によると、604万3,000円と見込まれています。何度も指摘してきましたが、売上収入が3,000万円以下で納付義務がないことが初めから明らかなと畜場使用料に消費税を賦課することは、納税者であると畜場使用者をペテンにかけるものです。この点についての市長の御見解を伺います。 議案第44号津市モーターボート競走事業特別会計予算、議案第54号津市駐車場事業会計予算及び議案第55号津市水道事業会計については、収入額に消費税が含まれており、是認できません。特にさきに述べた政府発表の資料でさえ、収入に対する消費税負担率は、最も収入の低い階層で2.11%であり、最も収入の高い階層の1.51%と比較すると、いわゆる低所得階層の税負担率が高いことを証明しており、水道料金については、特に直ちに撤廃されるべきものと考えます。市長並びに関係当局の見解を問うものであります。 議案第43号平成4年度津市一般会計予算について。老人福祉事業において、ホームヘルパーの2名増員や緊急通報装置設置事業など、市民の切実な要求にこたえた施策や、排水機場遠方監視システムの導入など、水害から市民を守るための積極的な方途を講じられた点、さらに、小型消防車のさらに一層の導入など市民の安全に配意した施策など、私たちの要求とも一致するものであり、大いに評価したいと思います。しかし、一方では、依然として下水道事業は他都市と比べて大きく立ちおくれています。’92年度予算での下水道事業特別会計への繰り入れは、’91年度当初予算と比較して、わずかに6,300万円の増、総額約18億6,300万円ですが、物価上昇分を補っているかどうかさえ危ぶまれる額です。思い切った公共下水道予算の増額をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 生活保護費中扶助費を’91年度当初予算と比較して1億4,900万円も減額しており、’90年度と’91年度の対比が約2,800万円の減額であったことと比較しても、大幅な減額であります。政府が'92年度予算見積もりに対して、復活折衝を経た最終案の段階で、さらに500億円減額したことに追随する文字どおり福祉切り捨て予算であり、到底認めることのできないものであります。予算の全体を通じて、市民の要求とかけ離れていることを指摘せざるを得ません。 第2点目は、施政方針に関して触れたにえざき・なぎさまちプランについて。過日の全員協議会で、事業化計画案作成調査結果の概要が説明されました。当局は、コンサルタントに依頼することなく自前で調査結果をまとめたと説明されましたが、その際、駒田議員が調査の詳細な内容について資料の提供を求めたのに対して、議長と相談してこれに応じると約束していながら、その詳細版が提出されていません。3月25日、すなわち本会議終了後まで印刷製本ができないというのが、提出できない理由だと伺いました。議会に詳細版を提出して十分な説明をすることなしに、この事業の正否にかかわる港湾計画改定等関連調査委託料3,000万円、同じく連絡協議会補助金148万3,000円を予算に盛り込んでいます。これでどのように予算を審議せよというのですか。まずこの点について当局の見解を伺います。 入り込み客の予想が大きく見直されて、午前中来議論があったように、約1,000万人から、いろいろな予想数値を足したり引いたり掛けたりして、約600万人になりました。根拠とされたのは、周辺郊外型ショッピングセンターの来客数だということですが、この予測は、既設の多くのショッピングセンターの客がにえざきに集まらなければ成立しません。周辺のショッピングセンターや津市中心部の小売店をつぶしても、津市が出資した第三セクターで造成する埋立地の上にできるショッピングセンターだけもうかればよいとする考えでしょうか。それとも、埋立地を切り売りすればいいとお考えでしょうか。 最初の構想から、人工島は事実上なくなり、シンボルとなるべき塔もなくなり、ディズニーランド的な遊園地もなくなり、残ったのはヨットハーバーとショッピングセンターとホテルだけというのでは、集客力どころではありません。しかも、沖出し埋め立てによる自然破壊の予測さえ調査されていません。新聞報道によれば、助役を長とする伊勢湾海上交通開発研究協議会なるものが設置されたというのですが、にえざき・なぎさまちプランとどのようなかかわりを持つのか、何を目的とするのか、予算書で言うところの連絡協議会とはどのようにリンクするのか、明らかにしていただきたいと思います。 伊勢湾の海上交通の調査研究について、にえざき・なぎさまちプランに関する限り、これまでの調査では行われていませんが、中部新国際空港への海上アクセスを言う以上、何よりも先にその調査をすべきではなかったでしょうか。津を海に開かれた町にしようという考えには、私たちも反対ではありません。それならば、港の改修計画として、地に足のついた計画を立てるべきだと思います。例えば、津市衛生中継センターに隣接する公共埠頭、現状では水深5.5メートル、4.5メートルのそれぞれのバースがあるようですが、このまま利用するかどうかは別として、位置としては、道路を整備すれば、高速道路へのアクセスを考えた場合、問題はないと考えます。 ところで、今日なお贄崎地先を埋め立てることについては、市民的合意は得られていないと思いますが、いかがでしょうか。後背地の整備とあわせて、何かすばらしいものができそうなという幻想が振りまかれてはいないでしょうか。 あわせて、仮称鈴津道路の計画が調査結果概要報告書に盛り込まれていますが、安濃川の河口を通るこの道路は、同地が野鳥の宝庫と言われている中で、自然保護の観点からは大きな問題になることが予想されます。施政方針に触れて申し上げたように、財政的な見通しに至っては、まことにおぼつかない状況であります。事業が失敗に終わったとき、ツケを背負わされるのは市民です。鳥羽や熊野の例をこそ他山の石として、計画の中止をすべきだと思いますが、いかがですか、市長の御見解を伺います。 第3点、ゴルフ場開発計画と自然保護について。当市では、既に片田工業団地と津カントリークラブの開発によって、貴重な自然が奪われました。ここにカスミサンショウウオが生息していたことは、調査で明らかになっています。しかし、気がつくのが遅かったのです。さらに、中部ロイヤルゴルフ倶楽部の開発によって、大規模な自然破壊が予想されます。 3月2日の全米科学アカデミー研究評議会の発表によると、自然破壊によって毎日200種もの生物が地上から消えており、このまま放置すれば、地球人口が倍増する30ないし40年後には、消滅種の総数は200万種に達するという恐るべき報告です。環境庁が、貴重な生物の保護を目的とする新しい自然保護立法で、幾つかの生物を特別に保護することになったという報道もあります。国の措置をまつだけでは、十分な対策をとらないまま手おくれになりかねません。今この時点で、開発に対する考え方を全面的に見直すべきではないでしょうか。 中部ロイヤルについて改めて申し上げたいと思いますが、環境アセスメントをやり直し、貴重な生物の保護について明確な方途が講じられるまで、設計協議申し出書は受理しないというのが、議会での約束でした。経済環境委員会で、助役は若林議員に明確にそのように約束したはずであります。どうしてその約束はほごになったのか。これは明らかに食言であります。直ちに受理を取り消し、業者に環境影響調査のやり直しを申し入れるべきであります。同時に、設計協議申し出書を三重県に送付する際に添付した津市の意見書の内容が不十分だったと私たちは考え、先日当局に申し入れをしました。それに対してその後どのように対処されたかを伺います。業者に対しても厳しく指導する必要があることを指摘しましたが、この点についてもどのような対処をされたのか、あわせて御答弁いただきたいと思います。 私たちは、大規模な自然破壊を未然に防止するために、この際ゴルフ場開発計画をやめさせ、そのかわりに自然保護公園構想を持つべきだと思います。この観点を長谷山レクリエーションエリア構想にも取り入れるべきだと考えますが、市長並びに関係当局のお考えはいかがでしょうか。 第4点、情報公開制度について。情報公開制度の確立を急ぐ必要があることは、何度も強調してきました。当局もそれを受けて、少なくとも今年度中に成果を得て議会に図ると約束をしてきました。担当の前総務部長の汚職事件などもあって、約束どおり実施できなかった事情は理解したいと思います。しかし、問題はそれだけではないのではないでしょうか。当局は、情報公開というよりは、むしろ公文書公開という考えの中で、公文書を公開するためには、今保有しているすべての公文書をまず整理し、管理しなければならないと考えたのではないでしょうか。それができなければ情報公開をできないと考えていたのだとすれば、それに携わる職員数などの現状から見ても、今日までおくれてきた事情はそれなりに理解できます。 しかし、私たちが求めてきた情報公開は、そのようなものではありません。民主主義の制度のもとにおいて、行政機関の長と議会の議員が選挙で選ばれ、有権者の利益を裏切った場合リコールができることになっている今日、有権者に対して行政機関や議会が知られてはまずい秘密などあるはずがありません。これには、個人の秘密に関する情報という例外があるだけであります。したがって、資料の整理よりは、情報公開を急ぐ必要のあることは、自明のことであります。長い日本の歴史の中で、法律によって住民こそが主人公であるべきだとする地方自治制度が確立されてからでも、44年たっています。今すぐ始めても、遅きに失したとはいえ、やらないよりはましと識者からは言われそうな問題なのであります。当局はこの点についてどのような認識を持っておられるのか、改めて伺っておきます。 情報公開に先立ってなすべきことは、日本国憲法と地方自治法の求めるところに従って、住民こそ主人公という原則に沿った考えに頭を切りかえることではないでしょうか。当局のこの点についてのお考えを伺いたいと思います。 第5点、コンピュータの自己導入を軸とした事務合理化について。長年にわたって私たちが提起してきた汎用コンピュータの自己導入が検討されることになりました。遅きに失した感があるとはいえ、一歩前進として評価したいと思います。私たちがこれまでから自己導入、つまり汎用機をみずから運用する体制をつくるべきだと申し上げてきたのは、1つは経済的な理由からですが、それよりも、自己導入によって、職員の中にコンピュータを活用する能力を蓄積していくことができる。お仕着せではなく、みずからがコンピュータを駆使して、事務の合理化を進めていくことができるという点にありました。今回の自己導入の計画に当たっても、その点についての配慮が何よりも重要であると考えます。これまでの外部委託と違って、庁内に汎用コンピュータを導入して、みずから管理していくという新しい方式です。多額の費用をかけて導入するとすれば、最も効率的で総合的な活用の体制をつくらなければならないと思います。そういう立場で、単にコンピュータの導入の是非や技術論としてではなく、この機会に、事務のあり方全体を見直し、市民の願いにこたえる効率的な事務運営を目指すべきであると思います。そういう立場で、以下の諸点について伺います。 1つ、自己導入によるコンピュータの活用に当たっては、その前提として、文書管理や事務処理手続のあり方の総合的な検討が必要です。今回示された基本計画案には、汎用コンピュータ以外のワープロ、ファクシミリなどの活用をも含めたトータルシステムの実現という記述はありますが、それら全体の前提となる事務の総合的な見直し計画がありません。文書の規格、形式、保存方法など文書管理のあり方、専決区分、決裁の方法、内部情報の効率的な活用など、事務処理手順のあり方などについて検討する考えはあるでしょうか。また、取り組む体制はどうなっていますか。 2つ目、提示されたシステム開発の計画を進め、かつ日常的にシステムを運用していくためには、現在の職員の体制では極めて不十分であると言わなければなりません。例えば、津市では現在情報管理課の電子計算係は2名ですが、お隣の四日市市では7名が配置されています。これから始まる重要な業務内容を考えると、現在の職員数が十分でないことは明らかです。いわゆるOA化を推進するにふさわしい職員配置を進めるべきであると考えますが、いかがですか。 3点目、職員の研修について。いわゆるOA機器の導入に当たって大切なことは、原則としてすべての職員がそれを活用する能力を身につけるということです。すべての職員を対象にした研修を行うことになっているが、これまでの経過からすれば、そうならない可能性が大いにあります。特に中心となる職員は、システム企画の当初からそれにかかわりながら仕事を覚えていく必要があります。そうした意味でも、職員配置の増強が必要なのであります。希望するすべての職員を対象にした研修、中心になる職員の養成について、どのように考えておられるかお聞きします。 この問題の4点目、支所機能の充実について。かねてから私たちは、すべての用務が間に合う支所の機能充実を提案してきました。汎用機の自己導入を中心とした事務の効率化を進めるのであれば、支所機能の充実は欠かせない課題です。税を含むすべてのシステムを1つのコンピュータに統合するこの時期こそ、この課題を実現する好機です。例えば住民票は出るが納税証明は出ない、国保や年金の支払い内容もわからないという今の支所の機能を見直し、すべての用務が間に合う支所にすべきだと思いますが、いかがですか。 第6点、戸籍滅失事件について。戸籍の滅失事件は、市民に大きなショックを与えました。偶然この事件の当事者に出会って、今どうなっているのですかと尋ねられましたが、その方は、何かに悪用されることはないのかと、今でも不安な気持ちでいることを話していました。これらの人に対して市当局は誠意を尽くして事件についての調査結果を説明し、再生した事実を告げるべきではなかったでしょうか。 さて、事件は単なる事務取り扱い上のミスで起こったというよりは、戸籍事務を本庁集中して以来の事務量の増加に対して、要員配置が適切に行われなかったことによるのではないでしょうか。今度の機構改革を機会に、戸籍住民課の人員をふやすように求めたいと思いますが、当局のお考えはいかがでしょうか。 次に、在住外国人がふえている中で、外国人登録事務並びに外国人との婚姻に伴う戸籍事務手続について伺います。戸籍住民課の中に、少なくとも英語のできる職員を配置すべきではないでしょうか。先日、外国人との婚姻届を出すについて、英語で書かれた婚姻証明と出生証明を提出したら、翻訳文をつけて出すように言われて、翻訳者が見つからないで困っているという相談を受けたことがあります。役所の中で相談担当を置くとか、語学に堪能な人を紹介するとかの親切な対応が必要だったのではないでしょうか。国際化時代などという言葉をかけ声だけに終わらせないためにも、ぜひ御検討をお願いしたいと思いますが、お考えはいかがでしょうか。 第7点、生活保護行政について。福祉の充実が言われる中で、生活保護予算は年々減少の一途をたどっています。先ほども触れましたが、政府は来年度予算案策定に当たって、復活折衝の段階で軍事費を500億円増額するために、生活保護費を当初見積もりから同額の500億円も削ったのであります。ここに今日の生活保護行政の危機的な状況があらわれているのではないでしょうか。 そこで、生活保護を申請したい人に対して、一層親切な対応をされるよう求めるものであります。そのために、まず生活保護の申請書を窓口に備え、いつでも記入できるようにしていただきたいと思います。また、生活保護申請者から誓約書をとって、銀行や保険会社などに貯金や保険掛金の残高を照会したり、あるいは同居していない親族に扶養の意思があるかどうかを問い合わせることは、プライバシーの侵害であり、直ちにやめていただきたいと思います。これらの諸点についてのお考えを伺います。 第8点、白内障眼内レンズへの助成制度について。昨年10月から行われた眼内レンズへの助成制度は、お年寄りから大変喜ばれています。さらに4月1日から健康保険制度が適用される見込みになったことを、繰り返しその必要性を訴えてきた者として、お年寄りの皆さんとともに喜びたいと思います。独自の助成制度の導入に踏み切られた市長の英断に改めて感謝申し上げつつ、さらに次のことをお願いしたいと思います。 保険制度の適用が予想よりも早く行われたことでもあり、本市の助成制度が十分活用されないままに廃止になるというのでは残念であります。保険適用されるといっても、社会保険や国保などで制度間の格差があることなども考慮に入れて、この際保険適用外のコンタクトレンズなどへの助成を残すこととあわせて、自己負担分に助成をして、実質的に白内障の治療に関しては無料にするという方途を講じていただきたいとお願いするものでありますが、いかがでしょうか。予算的には、これまでの助成制度に関して想定していただいたものと余り変わらないはずでありますので、ぜひともよろしくお願いいたします。この点についてのお考えをぜひお聞かせいただきたいと思います。 第9点、津駅北ビル問題と、津駅北部市街地再開発・区画整理事業、公共駐車場問題について、関連しておりますので、一くくりにしてお伺いします。この問題については、1月の臨時議会でも申し上げましたので、簡単に伺います。 第1は、区画整理事業について、地元の皆さんは大変熱意を込めて取り組んでおられます。独自のマスタープランまでつくられました。そこで、今の段階で、市当局の基本構想と住民の皆さんの計画案のすり合わせを行い、計画全体を一歩前進させる必要があると考えますが、いかがでしょうか。いつまでにどのような方法で地元との具体的な作業に入られるか、伺いたいと思います。 第2は、北ビルの立地計画を思い切って見直すべきだということです。津市の将来展望を考えるなら、駅前広場にもっと大きなスペースをとるべきではないでしょうか。北ビルの位置はその妨げになると思いますが、いかがですか。 第3は、再開発事業に対して、不在地主を除く大部分の方が反対の意見書を提出しています。既に都市計画審議会は、市、県とも審議を終わっていますが、今後市としてどのように対処されるおつもりでしょうか。 第4は、地元の意見では、区画整理事業は賛成だが、JR、近鉄の高架化を前提にすべきだという意見が大勢を占めています。この意見についてどのように検討し、いつまでに結論を出されるのか伺っておきたいと思います。 最後に第10点目、教育方針と学校週5日制について伺います。学校週5日制は、これまで消極的であった自民党の文教部会が、昨年来にわかに態度を改め、5日制推進を言い出したことが背景にあると言われています。私たちは、子供たちにゆとりのある学校生活、家庭生活を保障するために、5日制の導入はぜひとも必要だと考えます。しかし、そのためには、一定の条件を整えて、父母や先生方、子供たちの不安を取り除かなければなりません。欧米の学校の年間授業日数は、日本と比べて40ないし60日短いのですが、労働時間の長い日本では、まず勤労者の労働時間の短縮という社会的条件をつくらなければなりません。週休2日制を一層進めなければならないでしょう。まずこの点についての当局の認識を伺いたいと思います。 次に、児童館の建設や学童保育の充実など、土曜日が休みになっても子供たちが安心して過ごせる場所をつくらなければなりません。この点についてのお考えなり準備はいかがでしょうか。 最後に、新学習指導要領の問題ですが、小学校1年生が1年間で学ぶ文字はさらにふえて、合計232文字。20年前127文字であったのと比較すると、約2倍にふえています。これまで2年生で教えていた3けたの数や、時計を分まで数えるのを1年生で教えることにしました。現在中学校1年で教える最大公約数や最小公倍数を小学校5年生で教えることになります。このように、数え上げれば切りがありませんが、全体として詰め込み教育の押しつけになっている新学習指導要領について、文部省は先生方や父母の意見に耳を傾ける姿勢になっていません。国立研究所の所員が、日本のカリキュラムは3割の子がわかればいいとNHKテレビで発言して、物議を醸しています。津市教育委員会はこの問題についてどのように考え、どのように行動なさろうとするのか。5日制が月1回なら対応できるとするのか、あるいは文部省に考えを変えてもらわなければならないという立場で臨むのか、御見解を伺いたいと思います。 以上で壇上からの質問を終わります。長時間にわたってありがとうございました。(拍手) ○副議長(中村治君) 当局の答弁を求めます。              〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 昨年の9月に起きました前総務部長の汚職事件につきましては、議会並びに市民の皆さん方に大変市政に対する信頼を損なう結果と相なりまして、深くおわびを申し上げてきたところでございますが、その反省の上に立ちまして、いろいろな施策を講じてまいりました。御案内のとおり、10月1日から、権限の集中しておりました総務部を総務部並びに財務部に権限の分離を図りましたし、同時にまた責任の体制の明確化を図ってまいり、その他入札にかかわりますところの審査会の構成あるいはまたそれぞれの審査委員の役割等につきましても、明確化を図ってまいったのでございます。あるいはまた、今回議会等で機構の改正についてもお願いをいたしておるわけでございまして、それに伴います人事異動も、この年度末、退職者を含めまして、やはり心機一転、気持ちを新たにして対応するために、人事等配置してまいりたい、かようにも考えておるわけでございまして、どうぞひとつ、いろいろと御所見はあろうかと思いますが、私どもの意のあるところをお酌み取りいただければ、こう存ずるわけでございます。 そこで、施政方針にかかわりまして、昨今大変バブルの崩壊ということが言われており、また事実そのような状況で進んでおるが、どのようにこれを受けとめておるかということでございますが、それぞれ株価あるいは地価等につきましては、一昨々年の12月がピークではなかったかなと思いますけれども、大変実体以上に上昇をいたしまして、それがためにいろんな面で大きな問題が起きてきておりまして、今日まで絶対の信頼を置いていた銀行等におきましても、大変信用を第一とする組織として極めて不名誉なことが次々と出てきておる。 その中で、倒産を初め詐欺であるとか、あるいはまた不当利益であるとか、その他いろんな問題を投げかけておるわけでございまして、まことに残念である、こう存ずるわけでございますが、幸い当市におきましては、そのようなことに対しまして、株式投資とかあるいはその他のそれに類するような形での対応は一切行わずに、慎重に対応してきておるわけでございまして、それについての影響は今日出ていないというのが現況でございまして、今後とも正常な姿で、しかも常識的な姿で行政の効率化を図って、基本には地方自治体、市民のための行政という観点を堅持しながら進めてまいりたい、こう存じておりますが、同時にまた、先ほど御指摘をいただきました固定資産税並びに消費税の問題につきましては、これについての御所見もちょうだいをいたしておるわけでございますが、これにつきましては、国の法律によりまして、あるいはまた国の指導によりまして、実施するについての基本的な民主国家における法律に基づいて対応しておる、こういうことでございますので、どうぞひとつ御理解をいただきたいと思います。 固定資産税につきましても、御指摘のとおりの事情は全然ないとは私は思っておりません。現実にあります。しかしながら、やはりその中におきましても、私どもは基準年から傾斜的に対応をしていくというふうなことで努力もいたしておりますし、あるいは地域間のバランス等十分慎重に対処しておるつもりでございまして、今後ともそういう努力をいたしていきたい、かように考えておるのでございます。 したがいまして、議案第44号、45号、54号、55号にかかわりましての消費税についての御所見等、十分、かねてからの御所見でもございますので、お伺いをいたしておきまして、今後の大きな変化がある時点におきましては、いろいろまた検討材料にもしてまいりたい、かように存じます。どうぞひとつ御了承をいただきたいと思います。 議案第43号の一般会計等につきましては、これまた御所見をもちょうだいしておるわけでございますけれども、私ども現在置かれた現況の中で、重点的に市民生活に直接かかわります諸問題等について、重点的な予算編成をいたしますと同時に、また21世紀を目指した必要な基盤づくりのためのプロジェクトその他につきましても、やはり着実に進めていく必要があろう、こういうことでプロジェクト等についても対応をするために予算を計上さしていただいておる、こういうことでございますので、御了承を賜りたい、かように存ずるのでございます。 次に、にえざき・なぎさまちのプランにつきまして、種々御意見等拝聴をいたしたわけでございます。最終的なまとめ案についての詳細版につきまして、残念ながらまだまとめ上げておりませんので、今議会開会までにお示しすることができなかったのを大変残念に思っておりますけれども、全協における御意見等をも踏まえて、若干の手直しもさしていただき、さらにまた、今後とも民間の研究会等もあるわけでございますので、熱心な御論議もちょうだいいたしておりますので、それらの意見等も踏まえまして、近いうちにお示しできるのではないかな、こう思っておりますので、よろしく御理解のほどお願いをいたしたいと思います。 入り込み客その他等、いろいろと従来よりは変化をいたしてきておりますが、本事業が事業として国の港湾計画で採択されるということが、大変重要な前提になるわけでございますので、それらを満たすためにはどうあるべきかということで努力をしておるわけでございまして、マリーナあるいは客船の接岸できる港湾づくりということにつきましては、どうしても私ども津市の将来にとりまして必要な施設である、このように受けとめておりますので、それらを中心に据えながら、ショートステイ的なレジャーその他今後余暇利用の中で要請されてくるであろう諸施設等について張りつけてまいろう、かようにも考えておるわけでございまして、今後ともそういう面での努力をいたしていきたいし、同時にまた、海上交通につきましての連絡協議会につきましても、既に議会で御質問ちょうだいしましたとおりでございまして、直接関係する民間の皆さん方の御議論をちょうだいしながら、具体的に伊勢湾内における内航による海上交通あるいはまたレジャー等についても、具体的にひとつ踏み出せないか、こういうふうなことでございまして、当然にえざき・なぎさまちプランにおける港湾関係の計画と整合してくる、このようにも思っておるのでございまして、そういう点から大変今後重要なものであろうと思っておりますが、御指摘がございましたように、現在私どもには海洋スポーツセンター並びに新堀がございます。したがって、これら当然同じ港湾区域内における機能としてどう活用していくかということも、同時に考えていかなきゃならん、かように考えておるわけでございまして、これらにつきまして、特に新堀等につきましては、区画整理事業等との絡みの中におきましても、十分検討していかなきゃならん事業である、このように考えております。 いろいろと御所見もちょうだいしまして、仮称鈴津道路につきましても、このにえざき・なぎさまちプランの中におけるルート選定におきまして、1つの大きな拠点になるわけでございますので、それら等につきましても、一日も早くやはり県と協議を進めながら、都市計画決定に持ち込んでいきたい、かように考えておりますが、同時に、御指摘いただきましたような点につきましても、十分影響等についての対応もしてまいりたい、かように考えております。 この問題につきまして、鈴鹿、河芸、津と、この2市1町にまたがっておりますので、これらにつきましての調整を一日も早く県を中心にして対応してまいりたい、こう思っております。 ゴルフ場開発につきまして、担当の方から当面お答えをさしていただきたいと思いますが、自然保護並びに環境保全という問題等につきまして、先ほど梅崎議員さんからも御所見をも拝聴いたしております。今後の重要な、やはり私ども地方自治体にとりましても、これらについての基本的な考え方等取りまとめることが必要であろう、こう思っておりますので、環境並びに自然の保全、保護等につきましての考え方等、ひとつさらに研究をして進めてまいりたい、こう考えております。 次に、戸籍の滅失事件につきまして、種々住民の方々に御心配をおかけいたした点につきましておわびを申し上げるわけでございますが、それに対する対応につきましては、課内における調査並びに課外における調査班等二重の調査をいたしまして、その中で対応をどのようにするかということで準備を進めております。その中におきまして、人員の増、資質の向上その他等も当然入ってきております。したがいまして、十分大きな負担にならないようにひとつ進めていきたい、こう思っておりますと同時に、御指摘ございました外国人も相当ふえてきておりますので、外国人の対応につきましても十分配慮した人材配置等進めてまいりたい、かように考えております。 白内障眼内レンズにかかわります問題は、先ほど梅崎議員さんから御指摘をちょうだいし、また御意見をもちょうだいいたしております。私どもも4月1日から実施される状況を十分把握しながら、今日まで御提言をいただいてまいりました御意見あるいは議会として意見書等をお出しいただいた御趣旨等に沿えるように努力をしてまいりたい。具体的にどのようにするか等については、今後の実施状況を見ながら進めてまいりたい、かように考えております。 区画整理事業にかかわりまして、4点ほど御質問ちょうだいいたしましたが、北ビルの実施計画等見直すべきじゃないか、こういう御意見もちょうだいいたしましたが、具体的に清算事業団の用地を取得する、こういうことに相なってまいってきておりますから、この問題につきまして、従来より以上にスピードを速めて対応していかなければならない、かように考えておるわけでございます。 区画整理そのものにつきましての地元の要望等のすり合わせ等につきましては、これは当然今後とも都市整備部として十分なる対応をしていきたい、こう思っております。 また、再開発に対してもいろいろと都市計画決定に当たりまして御意見等も拝聴いたしまして、私も現地へ参りまして、御意見等も拝聴いたしたわけでございますから、これらにつきましては、私ども一昨年来対応いたしておりましたけれども、その対応について不十分な点があったのではないかな、このようにも反省をいたしておりますので、したがって、地元の皆さん方には、再開発事業につきましてのいろいろな研究あるいはその他事業に対する御理解を深めていただくための手だてを講じながら、区画整理事業の進展ともにらみ合わせながら、慎重に対処してまいりたい、こう思っております。 区画整理と高架の問題等につきまして、担当等としての考え方もありますので、それらにつきましては担当部長からお答えをいたします。 漏れた点があろうかと思いますけれども、担当部長から残余についてはお答えをさしていただきまして、ひとまず私からの壇上からの答弁は以上で終わらさせていただきます。            〔市民環境部長 山脇 實君 登壇〕 ◎市民環境部長(山脇實君) 中部ロイヤルゴルフ倶楽部の環境影響の評価調査をやり直すべきではないかという御質問に対してお答えをさせていただきます。 中部ロイヤルゴルフ倶楽部の計画地におきます自然保護につきましては、環境影響評価の実施に関する指導要綱に基づく一連の手続の中で、本市、三重県及び関係地域住民から意見が出され、事業者からそれぞれに対する見解が示されております。特に三重県からの意見につきましては、学識経験を有する者で構成される環境影響評価委員会の意見を踏まえた内容であると理解しております。したがいまして、当該ゴルフ場計画地におきます自然保護につきましては、環境影響評価書に記載されている対策の履行が必要であると考えておりますことから、ゴルフ場等の開発事業に関する指導要綱に基づきます環境保全協定の締結により対処していくことを考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、戸籍に関しましてちょっと一部申し上げますと、戸籍は非常に皆さんに御迷惑をおかけして申しわけございません。去る2月10日、全戸籍の再生は完了いたしました。戸籍に関することは、すべて法務局の指導で行っております。謄・抄本を取りにみえて御迷惑をかけた方々につきましては、既に本人宅にお邪魔しまして経過をお伝えし、御理解を得ております。ほかの方々につきましては、それ以外の方々につきましては、現在のところ行っておりません。 それから外国人の届出書につきまして、届出書に添付する書類が外国語で記載されている場合は、これは御承知のように戸籍法施行規則63条の2の規定によりまして、翻訳者を明らかにした訳文の添付が義務づけられておるのは御承知のとおりでございますが、翻訳者を市の受付窓口において紹介できないかということでございますが、行政という立場もあり、特定の翻訳を業務とされている方々を紹介することは、余り好ましいことではないと考え、現在では行っておりません。また、学校の先生方や庁内における翻訳を行っている方々がお見えになるかもしれませんが、翻訳されるべき書類が各国の法律に基づき交付されるもので、多く法律用語等を使われており、このことを事前に理解いただいて翻訳を行っていただかねばなりませんし、身分に関するプライバシーの保護もございまして、関係者に不利益等が生じ、善意で翻訳をしていただいた方々に御迷惑をおかけする場合があるかもしれませんことを考えまして、これはいかがかと今考えておることでございますが、しかし、市長が冒頭にも申しましたように、本市における国際化の推進等考えまして、今後前向きにひとつ検討をさしていただきたい、かように考えておりますので、御理解賜りたいと思います。             〔総務部長 森 貞夫君 登壇〕 ◎総務部長(森貞夫君) 情報公開制度の確立がおくれている理由、また情報公開に先立ってすべきことにつきましての御質問をいただきましたので、お答え申し上げます。 情報公開制度につきましては、基本的には、本市が保有する公文書の公開を求めることを住民に具体的な権利として保障する制度であると認識しております。したがいまして、住民に公文書を請求することを権利として明確にいたすため、条例化をしようとするものでございます。このことから、住民に対しまして、より一層開かれた市政を実現するため、現在制度化に向け鋭意準備しているところでございます。 そこで、条例案と制度の実施に必要な諸規程等の精査を行うとともに、各課の職員に対しましても、本制度に対する認識を深め、意識の高揚を図るため、公文書公開制度の考え方や公文書の管理につきまして、各部単位で説明会を行い、周知に努めているところでございます。また一方、制度化に当たりましては、住民の利便性の観点から、一元的な総合窓口の設置及びレイアウト等の検討及び行政資料の収集も広く行っているところでございます。公文書の公開に際し、請求のあった文書の検索が迅速に行えるような公文書の検索システムの確立が必要であることから、現在、過去の永久公文書につきまして、目次表の入力作業を行うべく準備を進めているところでありますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 次に、コンピュータの導入を軸とした事務合理化につきましての御質問のうち、文書管理、事務処理手順のあり方についての抜本的な見直しが必要ではないかとの質問に対してお答え申し上げます。 事務処理の合理化、効率化を実現する1つの手段として、コンピュータ等のOA機器の適正な活用が必要であると認識を持っております。このため、直接に住民にかかわる住民記録や国保、年金、さらに税務におけるコンピュータの有効活用は言うに及ばず、加えて財務会計や文書管理に係る内部事務の部分につきましても、コンピュータの活用による新たな事務処理の合理化を進め、全庁的な取り組みのもと、総合的な行政情報管理システムの構築を計画的に図るべく、所要の事務処理を進めているところでございます。 そこで、御指摘にありましたように、事務の合理化には、コンピュータ等のOA機器の活用は不可欠なものでありますが、これら機器のみの単なる導入ではなく、事務処理の方法の見直しや、事務改善を十分に調査研究を行った上での事務合理化のための導入であることが必要であり、このような観点に基づき、コンピュータ機器の事務処理への導入を順次計画的に図っていかなければならないと考えております。また、文書管理に係るシステム等につきましても、情報としての文書の管理体系の合理化により、文書の整理、保管、保存及び廃棄に至る一連の文書事務を適切に行うとともに、公文書公開に対応できる文書管理システムとしてとらえておりますので、よろしくこの点もお願い申し上げます。 次に、事務の合理化を進める職員体制につきましてお答え申し上げます。事務合理化を円滑に進めていくにつきましては、中心的な推進の母体となる組織の充実が必要であり、重要であると考えております。また、その事務を担う職員の資質はもとより、人数につきましても、事務をスムーズに行うに足りる人的資産の継続的な確保を図らなければならないと考えております。具体的には、総合的な行政管理システムを計画的に構築するに際して、全庁的な観点からこれらの管理を行う職員やシステム開発の進捗管理を行う職員が必要となり、現在検討を進めているOA化推進計画の中におきましても、この課題につきましての十分な認識を持っているところでございます。また、実際に事務改善を図りつつ開発を行っていくに際しては、関係部課を含めたプロジェクトを組織し、適切な職員体制で取り組んでいくなどの方法を考えておりますが、推進を担う職員体制の充実に関して、人事担当部局へのお願いもしているところでございますので、よろしくこの点も御理解をいただきたいと思います。 続きまして、3点目の支所機能の充実につきましてお答え申し上げます。近年の通信処理技術の著しい発達により、文字データのみならず画像データや音声データについても施設された通信網を介して利用できるようになってきております。このような中で、現在既に住民記録システムでは、支所とのオンライン処理を実現しておりますが、さらにこれらの通信網をコンピュータ処理と連携させて活用することにより、支所や出先機関と本庁との間で一層の情報交換を行える環境を整備することができ、事務の効率的合理化を推進することができるものと考えております。 御質問の中にもありましたように、支所の機能に係る部分につきましても、これらコンピュータ機器と通信回線を適切に活用することで、一層の機能充実を図ることができるものと考えておりますが、このような環境のもとでの機能のあり方につきましては、職員の研修、また人的確保等々の課題もあります。したがいまして、今後関係部課との調整を踏まえた上で、適正な対応が必要であると考えておりますので、よろしくこの点も御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。            〔福祉保健部長 大河内徳松君 登壇〕 ◎福祉保健部長(大河内徳松君) 生活保護行政について2点ほど御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 まず、生活保護に係ります申請用紙をカウンターに設置をとの御意見でございますが、本福祉事務所におきましては、相談内容がプライバシーにかかわる部分が多くございますので、従前よりカウンターでの対応は不親切であるという判断から、相談室を設置し、その中においてお話を伺い、申請用紙に記入していただいておるところでございます。今後におきましても、カウンターへの申請用紙の設置は行わず、相談室において御記入いただく方針でございますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。 なお、相談時におきます対応につきましては、課内会議等において、相手の立場に立ち親切丁寧に対応するよう日ごろより心がけておりまして、今後におきましても十分配慮してまいる所存でございますので、これまたよろしく御理解のほどをお願い申し上げます。 次に、扶養義務者等の調査について、プライバシーの観点から調査すべきではないとの御質問でございますが、この調査の必要性につきましては、生活保護法第4条の保護の補足性ということで、保護の決定等で保護の要件を確認するため、必要がある場合には調査をさせていただいておるというような現状でございます。しかし、この調査につきましては、従前より慎重に行わさせていただいておりますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。            〔都市整備部長 家城隆一君 登壇〕 ◎都市整備部長(家城隆一君) 区画整理事業にかかわります部分につきまして御答弁申し上げます。 津駅前北部地区の土地区画整理事業につきましては、地元の皆様を初め議員各位にも種々御検討いただいておりますことをお礼申し上げます。当事業につきましては、現在アンケート調査を実施しているところでございまして、今後住民の方々の御意向、事業効果並びに財政面等を勘案して施行地区を決定し、津駅前北部地区の都市基盤の整備を図ってまいりたい、かように考えております。 近鉄、JRの高架化を前提に計画全体の見直しをという御質問でございますけれども、当事業にかかわって、さきに地元より提出していただきました我が町の都市改造のマスタープランにおきましても、鉄道の高架化の推進を含めて種々問題を提起されおります。鉄道の高架化は、土地区画整理事業との同時施行が理想ではございますが、高架化には今後かなりの調査研究期間が必要と思われますし、事業が採択されたといたしましても、さらに相当の期間を要するものと思われますため、土地区画整理事業との事業化の時期での整合性が問題になると考えます。 基本計画案の見直しにつきましては、地区住民の方々はもちろん、国県並びに関係各機関とも十分協議を重ね、地元の方々の御要望につきましても、実現可能なものにつきましては、事業計画の中でできるものは反映し、将来の町づくりに向けて、市といたしましても十分検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。よろしくお願いいたしたいと思います。 なお、すり合わせの時期はいつかということでございますが、ただいまアンケート調査を実施しておりますので、この調査の結果を見まして、できる限り早期に地元の方々と協議をしてまいりたい、かように考えておりますので、よろしくお願いします。              〔教育長 田岡草生君 登壇〕 ◎教育長(田岡草生君) 学校週5日制の問題をめぐりまして、3点ほど、非常に広範な角度からの質問をいただいてございます。 第1点のいわゆる前提として何が必要なのか。例えば労働条件の問題とか、いろいろな問題点を提起していただいてございます。確かに三重県の保護者の実態調査におきましても、組織労働者の多い北勢の方は、反対が少のうございます。これは、いわゆる5日制が相当北勢の方では定着しているんじゃないのか。保護者が休んでいるんじゃないのか。ただ南の方は反対が多い。言いかえますと、確かに先ほども言いましたように、一般労働者の労働時間短縮という問題は、世界的な傾向であると伺っております。また、日本人の働き過ぎという問題につきましても、相当いろいろな諸問題が投げかけられているとも承っております。 そういった意味で、銀行が2日制になり、あるいは公務員の週休2日制が実施され、子供にゆとりをもたらされるという点と、これが契機となって、一般的な労働時間が短縮されるということを期待して、学校の週5日制を実施していく、そういうふうに承っております。ただこの問題は、期待するのであって、私たちとしては、単に教育行政に当たるものは、そこまでとても手を差し伸べることができませんので、大きな角度での労働行政なりそういった面からの積極的な対応を今後にそれこそ期待していきたい、このように考えております。 2番目の子供たちと父母、先生の期待と不安にどのようにこたえようとするのか。確かに学校週6日制から突然として学校週5日制に変わるということ。この問題におきまして、いわゆる教育課程実施上から来る不安。学力は落ちはしないのかと、いろいろな教育課程実施上から来る不安。もう一つは、土曜日午前中の今まで学校へ行っていたのが、時には学校へ行かなくてもいい。ゆとりという角度から解釈していただけばいいわけですが、一体子供どうしたらいいんだろう。そしてその問題に対しまして、まだ保護者が休んでいない。あるいはまたお母さんだけの御家庭、お父さんだけの御家庭、しかも働きに行っている。また広く考えますと、共働きの御家庭もその中に入ってこようかと思います。そういった問題、その両面から今不安が出ていることは事実でございます。 ただ、これを本当に一刀両断の見事な不安解消剤というものはございません。やはり教育課程実施の場合には、午前中にも申し上げましたが、月1回ならば上乗せしなくてもやっていけるという実態上の問題点は出てきております。しかし、月2回になりますと、上乗せしなきゃいけない。3回以上になりますと、もう学習指導要領改定しないとやっていけない。こういう実態でございます。そういう不安というものは、今後とも教育委員会も学校もあるいは父母の方々も、本当に知恵を出し合って対応を図ってまいりたい、このように考えます。 新学習指導要領の内容につきまして、基礎、基本の問題。ただこの問題につきましては、いろいろな解釈の観点がございまして、例えば戦後の教育におきまして、基本としている原則は、理解先行の原則、これを中心にやってまいりましたが、近ごろにおいて、本当に小さい子供たちに--もうなるべく短時間ですので具体例を挙げなくていきますので、ちょっと抽象論になりますが、お許しください。形式陶冶的な考え方を導入する方がかえっていいのではないかという具体的な実践実例からの考え方も出てきております。また、低学年におきましては、1・2年、理科、社会科が廃止されて、生活科という直接経験の教科に変わってまいりました。いわゆる予習も復習もしなくていい。そういったことからいわゆる字数がふえてきた。それからまた、最小公倍数、最大公約数の問題にしましても、戦後、一般化するときの2aと3aの最大公約数は6a。そういう一般化の方向へ持っていくために、文字が使いやすい子供たちの発達段階ということを考えてまいりましたが、これも形式陶冶的な非常に易しい通分とか、そういった1つの分数の加減乗除というようなところで入れてきている、そのように承っております。 ただ、このことにつきましては、私は今現場におりませんので、そういった意見書の提出等につきましては、現場におったころと比べてやってはおりませんが、私は現場の健全性を信じたいと思います。いろいろ実践していく間に、問題があれば、いろんな組織を通じまして、どんどん文部省へ意見書を提出しております。やがてこの問題も意見書の提出がどんどん出ていくんじゃないのか。また文部省も、虚心に、こういった内容につきましては意見を入れまして、次の改定にはどんどんそれを改定してきております。そういった意味で、現場の常識性の健全さというものを信じてまいりたい、問題があればまた改定していくだろう、このように考えます。 以上、簡単でございますが、壇上の答弁をこれで終わらせていただきます。 ◆3番(佐藤岑夫君) 若干の点について再質問をさしていただきます。全体をなぞって再質問をすることについては、時間の関係もありますので、絞って御意見を申し上げたいと思います。 消費税の問題については、もうこれ以上ここでは議論をしないことにします。ただ、私たちとしては、全国で消費税をなくす会などというのもできておりますし、ますますその組織が広がっているという状況でもありますので、消費税は廃止になるまで頑張るという決意を申し上げておきます。 施政方針の中で、確かに言葉としては、前総務部長の汚職事件のことについては触れられませんでしたけれども、中身はその反省の上に立ってと言われるわけでありますから、その点については了解をしたいというふうに思います。 ただ、私が全体として申し上げたかったのは、経済状態の悪化ということについて、やはり市長の見通しは甘過ぎるのではないか。最近の殊にリゾート開発をめぐる状況については、それほど生易しいものではない。だから、計画を見直すとすれば、今がチャンスだというふうに私たちは考えます。その点について市長がもっとシビアに考えられるべきではないかなというふうに思うから、そういう意見を申し上げたわけでして、情勢の推移を見てということでは、市民はますます不安になってくる。 具体的な問題についても幾つか指摘をさしていただきましたけれども、午前中の論議がありましたので、私はその午前中の森さんとの論議を踏まえた上で申し上げたいというふうに思うんですけれども、例えば民間が逃げたらどうするかという議論について、公共だけでもやりますと市長は聞き取りようによっては心強くも聞こえ、聞き取りようによっては暴挙とも聞こえるような、そういう発言をなさいました。 そこで、そのやりとりを聞いた上で、私、改めて総合計画の後期基本計画、その場所を読ませていただきました。総合計画では、その部分についてこのように書いております。津にえざき・なぎさまちプランについては、推進協議会の設立によって、民間企業との連携のもとに事業化を目指しているところであり、今後とも事業主体となる第三セクターの設立を促進しつつ、後背地における都市基盤の整備ともあわせて、既存商業活動に多様な波及効果をもたらす民間活力の誘導と活用に努める、こう言われているわけです。つまり、にえざき・なぎさまちプランの最初の基本計画では、民活導入というのが柱であったはずであります。そして同時に、その導入した民活の力で後背地の民間の活力にも波及効果を及ぼす、こういうような表現がされていたわけですけれども、にわかに総合計画の観点から離れて、民間が逃げ出しても公共だけでもやりますというふうに大上段に振りかぶって、それでよろしいのでしょうかというふうに、私は改めて市長の真意をお伺いしたいというふうに思うんです。 にえざきの問題については、その点についてだけ再答弁をお願いしておきたいと思います。 済みません。もう一つ。先ほど市長は、ショートステイ型のレジャー施設という言葉を使われましたが、これも全員協議会でそういう言葉を使われたのだったかもしれませんけれども、具体的な例を挙げれば、例えばどのようなものをショートステイ型のレジャー施設というふうに考えておられるのか。いわゆるヨットにかかわるようなものならわかりますが、それ以外のものをお考えなら、具体的にお示しをいただきたいというふうに思います。 それから次に、ゴルフ場の問題について伺います。私たちは、少し前に、市長あての文書の申入書も出さしていただきまして、助役あるいは市民環境部長とお話をさしていただきました。県に設計協議申し出書を出すに当たって意見書を出されるときに、具体的な意見を出されるべきではなかったかというふうに私たちの意見を申し上げました。 つまり、カスミサンショウウオの保護については、これまでのやりとりの中で、ある程度具体的な対策というのが示されています。もちろんそれが十分だというふうには私たちは思っていませんが。しかし、それだはオオタカはどうするのか、チュウサギはどうするのか、ダルマガエルはどうするのか、そういう危急種とか稀少種に関するそういう生物の保護対策が今具体的に示されていない中で、法的な手続として進行しているのだからということで、津市が何も具体的な意見を言われなくていいのか。自然保護の立場にそういう点で立っていないのではないかという、こういう批判を申し上げたわけです。そのときのやりとりの中で、業者に対して適当な機会に申し上げるというような趣旨の御答弁があったように思いますが、その後業者に対してそういう具体的な申し入れをされたかどうかをお聞きしたかったわけであります。その点については再答弁をお願いします。 コンピュータの自己導入の問題と情報公開制度の問題については、リンクしておりますので、私たちの考え方だけをきょう申し上げたようなことになるわけですが、情報公開をするためには、すべての文書整備が終わらなければならないという考え方に対しては、私たちは違うというふうに申し上げました。つまり、請求があってからその文書を探しても、実際問題としては可能なわけですね。したがって、まず情報公開をするという考え方を確立すべきだというふうに言いました。しかし一方で、コンピュータを導入することに伴う事務の合理化については、これはさまざまな手順も必要であろうし、職員の研修も必要であろうし、事務の見直しそのものにも時間がかかるだろうから、これはゆっくりとやっていただいていいのではないかというふうに考えています。 その全体を通じて言えることは、情報公開を進める側の作業をする人も、またコンピュータの導入についていろいろ検討、研究をしていく人も、現在の人員配置では足りないのではないかというふうに私たちは思っています。具体的に進まなかったのは、人が足りないからではないかというふうに思うのですが、この点については人事当局に要望もされているということでありますから、今後のこの4月1日の異動も含めて、人事の配置の中で十分考えていただきたいというふうに思います。 それから支所の問題について、従来から私たちは、支所機能の充実ということを申し上げてきたわけですから、汎用コンピュータの導入によって、今支所で行っている業務よりはもっと広い範囲の業務を行うことができるようになるはずだ。しかし、そのためには、支所にもコンピュータの端末を使えるそういう人あるいは行政事務全般にわたるベテランが配置されない限り、その仕事はうまくいかないわけでありますから、そういうこともにらんだ上で支所機能を充実する必要がある、こういう意見です。ですから、この点についても、今後の検討の中で十分意を用いていただきたいというふうに思います。この点については、要望にとどめます。 戸籍の事件について、1つだけ気がかりな点があります。それは、当事者が自分の戸籍がなくなったということを知っている人に対しては説明をされた。しかし、一度もその間に請求にお見えにならなかったので、本人は自分の戸籍がなくなったことをまだ知らないでいる。その人には説明をしていませんと部長はおっしゃったわけですね。しかし、ある日、その人が市役所へ来て戸籍謄本を請求したら、その謄本の冒頭に、戸籍を再生したということが書かれているはずでしょう。じゃなぜあのときに私の戸籍がなくなったことを説明してくれなかったのですかというふうにそのときに市民から抗議されたら、あなたはどういうふうに謝罪なさるつもりですか。今の段階で、私は、なくなった11件、であったと記憶しておりますが、すべての人に対して、市当局として今度の問題について経過を説明し、謝罪すべきは謝罪する、そういう毅然としたという表現は変ですが、明確な対応をされるべきだ、こういうふうに思います。この点について部長のお考えを再度ただしておきたいと思います。 生活保護行政のところで、私は壇上で、いわゆる法外支給の充実の問題について質問を抜かしておりまして、大変失礼いたしました。これは事前に部長とお話をしたときに、今後とも充実については努力をするというお話がありましたので、あえて触れませんで割愛をさしていただきましたので、今後の取り組みをよろしくお願いしておきたいと思います。 白内障の眼内レンズの問題についても、梅崎さんに対するお答えもありましたので、私たちは、全体として今後の検討課題だというふうに言われるから、そのように受けとめておきたいというふうに思いますけれども、これはせっかく始めた制度ですから、いわゆる上積み助成といいますか、保険支給外の部分について助成をするという考え方で、老人福祉的な考え方に立ってぜひよろしくお願いいたします。 津駅前のさまざまな問題については、きょうは議論をやめておこうと思います。しかし、多くの問題が今地元から指摘をされているわけでありますから、市長も今度の施政方針の中で市民との対話ということを改めて強調をされているわけですから、地元との十分な話し合いを進めていただきたい。特に、市街地再開発事業で反対意見書を出しているCブロックの皆さんの不安に対しては、十分こたえていただきたいというふうに思います。この点については御要望申し上げます。 最後に、学校5日制の問題ですが、今の最後の教育長のお考えは、実践をする中でさまざまな矛盾点が出てきて、意見が出てくれば、文部省も考えてくれるはずだ、こう要約して失礼ですが、そういうお答えだったというふうに思うんですね。それは余りにもお人よしではないのかというふうに私は失礼ですが思います。なぜかといいますと、去る3月4日であったと思いますが、教育を考える国民会議の皆さんが文部省に、学校週5日制の問題についていろいろ不審な点についてただしに行ったというのが新聞で報道されています。3月5日付の新聞に載ってますが、その中で、具体的な質問に対しても文部省は文書でお答えはできませんという態度なんです。もし文部省が謙虚に先生方や父母の意見に耳を傾けるという姿勢を持っているのであれば、そんな態度をとらないはずなんです。先ほど私は壇上で引用しました文字の数だとか、あるいは最小公倍数、最大公約数をなぜ中学校で教えていたものを小学校5年生で教えるのかとか、そういう項目についても、教育を考える国民会議の質問書の中には入っていました。それも答えられないというんです。ですから、そういう文部省の姿勢の中で、今後学習指導要領の内容が現場の意見に合わせて変わっていくだろうというふうに期待するということは、では、変わるまでの間の現場の混乱や、あるいは子供たちの落ちこぼしともいうような状況は、放置するというに等しい意見ではないでしょうか。私は、その点について教育長のお考えは、私たちの立場とはかけ離れている、あるいは現実に困る先生方やあるいは落ちこぼされていく子供たちの立場に立ち切っておられないのではないかというふうに、失礼ですが思います。この点について、教育長もう一度お考えがあれば伺いたいと思います。 以上で再質問終わります。 ○副議長(中村治君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(岡村初博君) にえざき・なぎさまちプランにつきまして、若干従来の構想段階と変化をしてきておる点がございます。これにつきましては、新しく時代背景を勘案しながらの検討でありまして、総合計画等々変化してきておるところは否めない、こう思っております。しかし、21世紀を視野に入れた場合に、基本的にはそう大きく変わるものではございませんし、とりわけ昨今また新空港の問題その他等々、情勢の変化も出てきておるわけでございますから、それら等を踏まえながら、やはり基本を据えながらの中にも、しかし時代というものに対応していかなければならん、こう思っておりますので、そういう点についてはひとつ御理解をちょうだいしたい、こう思っております。 したがって、公共的なもの等について何か具体的に、こういうことでございますけれども、なかなかこれは今具体的に申し上げますと、それが既定事実のような形になってまいりますし、大変いろいろと後でまた問題になったりもいたしてくるわけでございますので、先ほど少し森議員さんの御質問の中でも若干例としてああいうようなことで、国のそういう郵政省の話等も出さしていただいたわけでございますが、今後その種のものについては、これからも各省それぞれいろんな資金活用あるいはまた所管事項等の推進に当たって、必要な施策として出てくる可能性が十分考えられますから、それら等を引き出してくるということも、民間等が大変苦しい時代にあるならば、それは大きな1つの事業であろう、こう思っておりますし、さらにまた現在県あたりにおきましても、300億近くをかけて県の総合文化会館等をつくるわけでございますから、これからの時代はやはり、津市だけで不可能であるならば、県なり国なり等とも協議しながら、そういうものも導入する、こんなふうなことも考えられないこともなかろう、こう思ったりもいたしますし、いずれにしても、まとまった土地というのが非常に取得しがたい時代が、これからさらに時とともに来るであろう、こう思うわけでございますから、そういう点から考えますと、また公共的なものということの中で、ぜひこれは必要じゃないかというふうな議論の対象になることも私は出てまいろうか、こう思っております。 したがって、当面は、今研究会等で一生懸命民間活力をも導入した中でプランニングをしていただいておりますから、そういうプランニングを十分私どもは参考にしながら、そして積極的に市と一緒になってやろうというところ等を私どもとしては一日も早く確定をするように努力をしていきたい、こう思っておるわけでございますので、現時点ではそんな段階である、こういうことでございます。 かなり何といいますか、5年前のものがそのまま5年先にそのとおりいけるかどうか。そこまでコンクリートに固まってまいりますと、なかなか非常に時代の変化が激しゅうございますので、いろんな事業がもうなかなか進みにくいということになりますので、そういう点は、私としては最悪の場合はどうするんだということを常に頭の中へ置きながら、いろいろ検討をしていきたい、こう基本的に持っておるわけでございまして、その1つの例として申し上げた、こういうことでございますので、どうぞひとつ意のあるところをお酌み取りいただきたいと思うんです。 ざっくばらんに申して、民間が進出をするためには、やはり地価が安くなけりゃならんわけです。安くするためにはどうするかということをやっぱり考えなければ、これはなかなか民間としては出てこないわけですから、したがって、そういうことも念頭に置きながら、この事業の推進を図っていこうということで、いろいろ知恵を絞って進めていこう、こう思っておりますので、どうぞひとつ今後ともお気づきの点はどんどんおしかりをいただきたいと思いますが、参考にできる点は参考にさしていただき、しかしこちらとしては進めたい点についてはぜひひとつ進めていきたい、こう思っております。私は恐らく、あんだけやりとりしたけども、立派なものができたなということになって、墓場の中でそういうことになるのを楽しみにいたしておるんで、正直いいまして。それぐらいのやはり気持ちで取り組まなければ、こんな事業はなかなかできないだろう、こう思っております。そんなふうなことですので、どうぞひとつよろしく御理解いただきたいと思います。 残余はそれぞれの担当からお答えいたします。 ○副議長(中村治君) 答弁の途中ですが、お諮りいたします。散会の時刻が迫ってまいりましたので、この際会議時間を午後5時30分まで延長いたしたいと存じます。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中村治君) 御異議なきものと認め、午後5時30分まで延長いたします。 総体質問を続行いたします。当局の答弁を求めます。 ◎市民環境部長(山脇實君) 市民からのその他の申し出を業者に伝えたか、こういうことでございますが、環境アセスを確実に担保させるために、従来からの農薬等に関する協定だけではなく、自然保護を含めたいわゆる環境保全協定を設計協議終了までに結ぶということを業者に通告してございます。 それから戸籍の件でございますが、この件につきましては、平成4年2月4日の官報で公告はされておるんでございますが、御承知のように、戸籍は国からの機関委任事務でございますので、法務局とも相談いたしまして、今おっしゃるようなことを対処していきたい、かように考えております。御理解賜りたいと思います。 ◆3番(佐藤岑夫君) 教育長は、御意見があればと申し上げたので、多分御意見がないんだろうというふうに理解をしておきます。 にえざき問題については、もうこれ以上議論をしませんが、私たちの意見はあくまでも自然環境を破壊する海の埋め立てはやめるべきである、こういうことでございますので、その点誤解がないようによろしくお願いいたします。 埋め立てて安い土地ができればそれにこしたことはないというお考えは、少し私は、安易と言うと失礼ですけれども、土地を求めるという考え方だけならば、何も海の方を向かなくとも、西の方を向いても土地はあるのではないか、こういうような気もしますので、これ以上議論をしないことにします。 ゴルフ場の問題について、環境保全協定を結んでいただくのは大変結構だと思います。ただ、その中で盛り込むべき具体的な内容ということについて言えば、先ほど申し上げたように、個別の協定、つまり中部ロイヤルゴルフという会社との個別協定でありますから、今問題になっているそれぞれの項目について、何はどうする、オオタカはこれこれこのように保護するというようなことが明確に、それは本文の中であろうと、附属文書の中であろうと、規定されるような内容の環境保全協定にされるように私たちは期待しております。できれば、その環境保全協定の案の段階で、私どもにもお見せいただきたいというふうに思います。その点はぜひよろしくお願いいたします。 戸籍の滅失事件についてですが、戦時中に津市の場合は戸籍を焼失をしていると思うんですね。そのときには、確認のために、1人1人の方に戸籍の記載事項の内容について確認をしたはずであります。平時において滅失をした戸籍が、当事者に説明をされないというのは、非常に私どもとしては納得がいかない問題です。先ほどおっしゃったように、国の委任事務ですから、当然国の機関とも相談をされなければいけないでしょうけれども、官報に告示されている以上、当事者は知っているはずだというのは、これは普通の人が官報を日常的に読んでいないという事情を考えれば、御都合主義だと思うんですね。ですから、当事者の方にはきちっと御理解をいただく必要があるというふうに思うのですが、そういう観点で国と協議されるかどうかについて、この点については、つまり市側としては積極的に当事者に説明をすべきだと考えるけれども、そのことについては違法性がないのかどうかという、そういう聞き方を国の機関に対ししていただきたいと思うのですが、この点についてはもう一度再答弁をお願いしたいと思います。 以上です。よろしくお願いします。 ◎市民環境部長(山脇實君) 御質問の趣旨もわかるんですが、戦時中とちょっと今度は御承知のように変わっておりまして、すべて副本が存在しておりましたんで、そういう意味で本人にあれをしなくともすべてできた、こういう認識を持っておりますので、今のところ、あくまで法務局と相談はさしていただきます。 以上です。 ◆3番(佐藤岑夫君) 終わります。ありがとうございました。 ○副議長(中村治君) 本日はこれにて会議をとどめます。 明12日の日程は、上程議案に対する質疑と市政一般質問であります。 本日はこれをもって散会いたします。     午後4時58分散会...